「追加請求(ついかせいきゅう)」の意味
解体工事における追加請求とは、見積り時には基本的に予測できなかった事態の発生や、別の撤去工事の依頼による新たな作業の必要により、解体業者から追加の費用を請求されることを言います。
追加請求は、高額な見積り金額や近隣への迷惑などとともに、解体工事でトラブルを招きやすい要因の1つとなっています。これは「新たな料金の請求」ということへの、施主側の抵抗感が原因ですが、追加請求自体はやむを得ない場合も多くなっています。追加請求がどうしても必要になる例としては、地中埋設物の撤去があります。基礎を撤去するために地中を掘り下げた際、前の工事で埋められたゴミや、存在が知られていなかった浄化槽などが見つかるケースも少なくありません。こうした障害物は、施主の費用負担により撤去するのが一般的です。通常は、発見された時点で業者が施主に連絡し、費用等の説明をした後、合意の上で撤去するという流れになっています。しかし中には、すでに撤去した後で報告と請求をしてくる業者もおり、こうした場合は、施主との間でトラブルに発展するケースも多くなっています。
このような地中埋設物の可能性については、良心的な解体業者であれば、事前の説明や見積りへの記載があるはずです。逆にそうしたものがない業者は、要注意と言えるでしょう。
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