「破砕機(はさいき)」の意味
解体における破砕機には、重機の先に取り付けて建物の壁などを壊すものもありますが、それとは別に、リサイクルプラントなどで使われている破砕機もあります。こちらの破砕機は、RPFの製造や産廃の減容化などの際に、プラスチック類等を細かく砕くために使われます。
こうした破砕機にはいくつか種類がありますが、RPFの製造においては、主に一軸破砕機が使われます。一軸破砕機は、細かい刃が多数取り付けられた一本のローターが回転し、投入物を固定刃との間に挟んで破砕するという仕組みになっています。一軸破砕機ではRPFの原料となる廃プラスチックの他、古紙や木材、繊維、ブルーシートなども破砕できます。
それに対し、大量処理や粗破砕で使われるのが、二軸破砕機です。こちらは、それぞれ大きな刃物が並んだ二本のローターを向かい合うように回転させ、投入物を破砕していきます。二軸破砕機は金属くずや粗大ごみなど、比較的破砕しにくい廃棄物を処理するのに向いています。
一方、解体現場では自走式の破砕機が使われることもあります。現場で出たガラをその場で破砕し、埋め戻し材として活用することで、解体業者はガラの搬出量を抑えることができます。それにより、現場を出入りする車両も少なくなり、騒音を抑えることができます。
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