「コンクリートがら」の意味
コンクリートとはコンクリートの塊や破片のことです。
鉄筋コンクリートであるRC造の解体工事などでもコンクリートがらは発生しますが、木造家屋の基礎や内装解体で中簿の土間を撤去する場合などでにも発生します。
産業廃棄物として扱う場合には、アスコンと略されることもあるアスファルトの塊や破片などを含めて「がれき類」と大分類されます。
解体工事により発生するコンクリートがらは、建設リサイクル法ににより、特定建設資材として再資源化するよう求められています。そのため、解体業者は工事で発生したコンクリートがらから、産業廃棄物処理施設に運搬して処理してもらわなくてはなりません。コンクリートの破片の場合、細かく砕いて、最終的には再生砕石や再生砂にリサイクルします。具体的には、重機などによる一時破砕を経て、固定式破砕機で金属類などの除去を行い、さらにふるいによる分級などを行うという過程を経ます。こうして再資源化されたコンクリートがらは、新たな建設資材として、道路工事等に用いられることになります。
一方で、同じ産業廃棄物として、「コンクリートくず」と呼ばれるものもあります。コンクリートがらと混同しやすい名前ですが、両者は異なるものです。コンクリートがらが、解体や新築など建設工事に伴って生じた廃棄物なのに対し、コンクリートくずは、製造工程で発生したコンクリートブロックくずなど、建設工事以外で発生したものを指すようになっています。
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