「犬走り」の意味
犬走りとは、家屋などの建物周囲の地面に巡らされた、細長い通路状の部分を言います。幅は60~100cmほどで、犬が通れるくらいの幅という理由から、この名がついたと言われています。犬走りを設ける理由としては、雨天に屋根の外縁から落ちる雨垂れにより、建物周囲の土が流されるのを防ぐという意味合いがあります。また、犬走りがあるおかげで草むしりの必要がなくなったり、基礎周辺が汚れにくい、エアコンの室外機など物を置きやすいといったメリットもあります。
犬走りは、コンクリートや砂利で作られることが多くなっています。コンクリートの犬走りには上記のようなメリットがありますが、犬走りがある家を解体する際は、犬走りの解体費用も見積もり項目に含まれますので、確認するようにしましょう。
一方、砂利製の犬走りは、コンクリートに比べて安価に施工できることと、音がするので防犯機能もあるというメリットがあります。解体の費用も、コンクリート製に比べてそれほどかかりません。最近では、従来の灰色のコンクリートや砂利ばかりでなく、デザイン性の高いスタンプコンクリートや、カラーバリエーションの豊富な砕石を使うことも多くなっています。
解体業者に見積もりを取る際、コンクリート製犬走りの項目は、通常「土間コンクリート」に分類されています。見積もりをチェックする際は、そちらも注意しておきましょう。
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