「旗竿地(はたざおち)」の意味
旗竿地とは、道路に面した細長い敷地の奥に、開けた場所があるタイプの土地を言います。図面で見ると、文字通り旗竿のように見えることからこう呼ばれています。「敷地延長」「敷延(しきえん)」などと言われることもあります。
旗竿地は、住宅が密集する土地を効率的に分割するため、このような形状となっています。建築基準法では、都市計画区域または準都市計画区域内に建物を建てる場合、その敷地が2メートル以上道路に接していなければならないとしています(接道義務)。しかし、東京など都市部などでは周囲を住宅に囲まれている場所も多いことから、接道義務を満たすため、にこうした旗竿地が生まれることになりました。旗竿地は出入りが不自由などのデメリットもある一方で、比較的安く購入できるなどのメリットもあります。
一方、旗竿地は狭小な場所が多く、道路に面した部分も狭いため、解体の際は通常より作業が困難になる場合が多くなっています。重機の搬入もしづらいため、場合によっては手作業による解体になることもあり、工期や費用も膨らんでしまう可能性があります。それに対し、こうした旗竿地にも対応可能な、特殊な重機を揃えた解体業者を選ぶことで、工期や費用も比較的抑えやすくなります。
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