ホームページのリニューアルする際に気をつけるべき9つの注意点
「うちのホームページ、そろそろリニューアルしたい」もしウェブ担当であるあなたが、会社の上司からこう告げられたら、何から始めれば良いのでしょうか?
ホームページのリニューアルは、ある意味、新しく制作するよりも難しい面があります。古いホームページが築いてきたものを、新しいサイトでも生かすためには、制作上の様々な点に注意しなければならないからです。
ここでは、ホームページのリニューアルにおける注意点を詳しくご説明します。
リニューアルの目的を明確にする
まず第一に注意しなければならないのは「なぜ、リニューアルをするのか」「リニューアルによってどうなりたいのか」と言った目的を、制作担当者が明確に持つことです。
「新しい商品やサービスを広く周知したい」「企業イメージの刷新したい」「ビジネスパートナーの獲得したい」「エンドユーザーからのレスポンスを増やしたい」など、それぞれの企業ごとにホームページリニューアルの目的、ビジョンがあるはずです。ウェブ担当者は、上司などからこの点をしっかりヒアリングし、制作会社に伝えましょう。リニューアルの大本となるところですので、決して独断で決めないようご注意ください。
「今」の事業・サービスをコンテンツにする
時代の流れと共に、企業の業務形態やサービスは変わっていきます。ホームページ制作も、そうした変化に従ってゆく必要があります。企業サイトのリニューアルにあたっては、デザインだけでなくコンテンツ(情報)の内容にも注意して見直してください。現在のの企業のサービス、組織体系などと比較して、旧ホームページの制作時とは違っている部分を調整していきましょう。場合によっては新規コンテンツの制作も必要です。
特にベンチャー系や比較的新しい会社の場合は、事業内容や組織編制の変動も少なくないと思います。リニューアル時はしっかりと、今の現状にあった企業の魅力を打ち出していく必要があります。
コンバージョンへの導線を見直す
もしホームページリニューアルの目的が、「新規顧客の拡大」であるならば、そのサイトのコンバージョン(お問い合わせや資料請求などの「目標」のこと)に至る導線を注意して見直してください。閲覧者が、コンバージョンまでの行動を、できる限りしやすいよう制作・リニューアルすることでコンバージョン率やコンバージョン数は飛躍的に伸びる可能性があります。
例えば「お問い合わせのボタンを大きく目立つものにする」「サイト内を回遊しやすいよう階層構造をシンプルにする」「フォームの項目内容や数を、回答しやすいものにする」といった点に注意します。こうしたユーザビリティ(使いやすさ)を高める手法は、制作会社に改善策を提案してもらうだけでなく、自社でも競合他社のWEBサイトなどをチェックして参考となるホームページを探しておく必要があります。
サイトタイトルは変更しない
ホームページのデザイン制作や内容をリニューアルするのはもちろんですが、サイトタイトル(<title>で設定された文字列のこと。ホームページの名称とは違います)は、できるだけ変更しないよう注意してください。
無数のホームページが存在するインターネットの中から、Yahoo!やGoogleの検索エンジンがあなたのホームページを検索するには、サイトタイトルが非常に重要な「目印」となります。これを変更してしまうのは、リニューアル以前にあった目印がなくなることを意味し、結果、検索順位が大きく下がってしまう危険性があります。よほどの事情がない限りは、制作時に変更しないよう注意してください。
URLの変更は極力行わない
リニューアルにあたり、ホームページのURL(サイトアドレス)も、極力、以前のままのものを使うよう注意してください。
ここで言うURLは下記のようなものです。
http://cloudhikaku.jp/whatis.php(はじめての方へ)
http://cloudhikaku.jp/company.php(会社概要)
https://cloudhikaku.jp/inquiry/(お問い合わせ)
ほとんどの場合、以前に制作したサイトのURLは、ウェブや印刷物などを通して周知されています。アドレスが変わると、それらを見てアクセスしてきた人への機会損失につながります。また、ブックマーク(お気に入り)や他サイトのリンクも古いアドレスは無効となります。さらに当該ホームページ内のリンクもリニューアル時に変更せねばなりません。
どうしてもURLを変更してリニューアルしたい場合は、古いURLに「301リダイレクト」(新しいURLへ自動的に転送する仕組み)の設定を必ず行ってください。
なお、リニューアルに伴いホームページをhttps化(セキュリティを高める方法の一つ)する時もURLが変更になるので、同じ注意が必要です。
古いサーバはすぐに解約しないよう注意
リニューアルに伴い、新しいホームページを制作するサーバも変更することがあります。レンタルサーバの選択肢は以前に比べて非常に増えており、格安・激安の物も増えてきています。スペックやホスティング料金、保守体制やオプションサービスなどを比較して、新サイト制作に最もふさわしいものを決定してください。
また、新しいサーバでホームページを制作した後、古いサーバをすぐに「必要ないから」と解約しないよう注意してください。インターネットの性質上、新しいサーバへの切り替え(DNS情報の変更)を行っても、すぐには反映されません。URLと新しいサイトとが完全に紐づけられるまで、早くても数日、長くて数週間かかると言われています。
さらに、古いサーバ(ホームページ)を残しておけば、万一、新しいホームページに致命的な問題点が発覚した場合でも、ひとまず旧サイトに戻すという対応も可能です。
古いサーバの契約条件にもよりますが、できれば新サイト制作後、半月~1か月は古いサーバを保持しておくことをおすすめします。
メールアドレスの設定
上記のサーバ変更を行う場合、比較的多くの企業がメールサーバも変更されることになると思います。その場合、注意しなければならないのがメール設定です。
これもインターネットの性質上メールサーバを変更しても、しばらくは新旧いずれのサーバにもメールが届く可能性があります。そのため、今まで使っていたサーバでのメールアカウントと新しいサーバに新たに作成・設定したアカウントの両方を、移転後しばらくは送受信をしておくよう社員や従業員に注意しておくことになります。
これは変更前後のメールの取りこぼしを防ぐためで、基本的にメールを送受信している全ての人(端末)が対象です。メールは日々の業務に欠かせないもので、万一の不具合による影響は非常に大きいため、よくよく注意して行ってください。
スマートフォン対応の仕様を確認
ほぼ全世代にスマートフォンが普及しており、パソコンを持たずスマホのみでネットを利用する層も非常に増えています。企業ホームページのリニューアルにあたっては、スマートフォンへの対応をどう考えるかに注意しておきましょう。
ホームページをスマートフォンに対応させる手法や仕様はさまざまで、PC用サイトとスマホ用サイトの2つを制作する方法や、端末によってサイトデザインを自動的に変化させる「レスポンシブデザイン」などがあります。制作費用も違ってきますので、リニューアルの目的やサイトの内容を踏まえて、最適な方法を比較検討してください。
他媒体への掲載URLに注意
これはホームページそのものの注意点ではありませんが、新サイトを制作してURLが変更された場合は、古いURLを載せている印刷物などにも注意が必要です。会社案内やパンフレット、名刺、チラシなどの紙媒体だけでなく、会社の看板、社員証、自社グッズなど、思いのほか色々とあるかと思います。名刺など比較的頻繁に増刷する物はだけでなく、会社案内やノベルティのように使用頻度や制作頻度の少ない物などにも注意しておきましょう。
最後に
他にもホームページをリニューアルする際に注意すべき点はあるかと思います。
リニューアルする際は依頼する制作会社に相談し、リニューアルするホームページ以外の部分にも相談にのってくれる制作会社を選ぶようにしましょう。
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