目次
ホームページ常時SSL化の6つのメリットと5つのデメリット
最近よく聞く「常時SSL化」とは何か?
データ送受信の暗号化を、Webサイトのページ全体に施すことを「常時SSL化」と呼びます。暗号化することによって、Web上での個人情報のやりとりや、クレジットカード情報の入力などを安全に行なうことができます。近年、取り入れるサイトが増えてきており、Webサイト運営のスタンダードになりつつあります。以下では、導入にあたってのメリット6つとデメリット5つを、それぞれご紹介します。
今後のSEO対策には必須
常時SSL化したサイトは、比較的検索エンジンからの評価を得られやすいとされています。実際にWebサイト制作者向けに「今後、優先的に検索結果にインデックスしていく」という発表もありました。SEOの観点から見ると、これからのWebサイト運営には必須な要素となってきています。
ホームページの信頼性をユーザーに印象付ける
また、常時SSL化されているWebサイトかどうかは、ブラウザのアドレスバーを見れば分かるようになっています(最新版であれば、どのブラウザでも分かるように表示されます)。Webサイトを閲覧しに来たユーザーにとっても「安全に利用できるサイトである」ことが分かるので、Webサイトの信頼性を印象付けることが可能です。
「HTTP/2」による通信速度の改善
以前は、Web上での通信を「HTTP/1.1」と呼ばれる仕組み(プロトコル)で行なっていました。このHTTP/1.1では、SSL化したページの通信速度が遅いためホームページの表示に時間がかかっていました。しかし、近年では新しいバージョンである「HTTP/2」が使われるようになり、HTTP/1.1と比較すると、通信速度が劇的に向上しました。これにより、安心して導入することができるようになりました。
暗号化によってセキュリティが向上する
データの送受信を暗号化するため、セキュリティの面で大きなメリットがあります。情報化が進む現代では、データの改ざんや不正アクセスによる被害が後を立ちません。しかし、常時SSL化した場合、悪意を持った人にデータを盗み見られることも、ホームページ上で自分のアカウントを乗っ取られることもありません。
証明書で信頼度アップ
導入するためには、認証局と呼ばれるところから「SSLサーバー証明書」を発行してもらう必要があります。一見、手続きが必要で疎ましく思える証明書の発行ですが、実は大きなメリットがあります。この証明書は、フィッシングサイトなどの犯意あるサイトには発行されません。つまり、証明書を持っていることは「Webサイトそのものが信頼できる」という裏付けでもあるのです。
アクセス解析がより精密に
あるWebサイトから別のWebサイトへ移動する際、「リファラー」と呼ばれるデータが受け渡しされます。リファラーは、Webサイトのアクセス解析で「参照元」を判断するためによく使われています。常時SSL化していないWebサイトの場合、参照元によってはこのリファラーの受け渡しができません。一方で、導入したWebサイトの場合は、参照元がどこであっても必ずリファラーを受け渡しするため、アクセス解析をより精密に行なうことができます。
SNSボタンへの影響
常時SSL化を施したWebサイトは、URLが「http」ではなく「https」へと変わります。これは、上で述べたWebサイト信頼性のアピールにはなるのですが、デメリットもあります。というのも、現在のWebサイト制作では、SNSボタンを設置して記事の信頼性を数値化している所が多いのですが、URLが変わることでSNSボタンのカウントがリセットされてしまうのです。今までのカウントが全て0になってしまうことで、記事の信頼性を一目で判断しづらくなってしまう恐れがあります。
導入によってコストがかさむ
常時SSL化には料金がかかります。料金は認証局によって安いものもあれば高いものもあり、格安のものだと年間3千円程度ですが、高いものだと10万円以上するところもあります。認証局にもブランド性があるので、料金に大きな幅があるのですが、データ暗号化の精度自体は比較してもそこまで大きく変わりません。しかし、先述したサーバー証明書の信頼性などで選ぶ場合は、やはり料金の高い認証局で導入を検討した方が良いでしょう。
導入するための設定作業が複雑
常時SSL化は認証局への申込みだけでなく、ホームページを実際に動かしているサーバーの方でも設定を施す必要があります。サーバーに関する詳しい知識が求められるので、技術者の方か、あるいは設定を代行してくれる業者に依頼するほうが良いでしょう。ただし、後者に頼む場合はさらにコストがかかってしまう、というデメリットがあります。
Webサイト設定の修正が必要
先述したSNSボタンへの影響で説明した通り、常時SSL化した場合はURLが変わります。「http」が「https」に変わるだけですが、サイトそのものが別になってしまうということなので、再度サーバー側でWebサイトの設定をし直す必要があります。以前のWebサイトからのリダイレクトや、HTMLの書き換えなど、一時的に作業量が増えてしまうので注意が必要です。
検索トラフィックの一時的な減少
また、今まで運営していたWebサイトが、URLの変化で別のサイトの扱いになってしまうため、検索エンジンのインデックス更新が完了するまで、一時的にアクセス数が減少する可能性があります。これ自体は、制作したWebサイトのコンテンツ、ブランディング力などがしっかりしていればあまり心配はいりません。ただ、アクセス数が売り上げに直結するようなサイトを常時SSL化しようとしている場合は、一時的に売り上げが減ってしまう可能性があるので注意しましょう。
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