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防犯カメラや監視カメラを比較

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オフィスや事務所の社内に防犯カメラ・監視カメラを設置するなら知っておきたい主な便利な機能

1.フリッカレス機能

日本国内の電源周波数(1秒間に繰り返す電気の波)は、静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境にして、西日本と東日本で異なります。西日本の周波数は60Hz(ヘルツ)で、東日本は50Hzとなっています。
しかし、防犯カメラ・監視カメラの周波数はほとんどが60Hzに調整されているため、東日本の50Hz地域で使用すると、画面が暗くなったり明るくなったりする「フリッカー現象」が起きる場合があります。フリッカーとは光のちらつきのことで、蛍光灯は人間の目には見えないくらいの早さで明滅を繰り返しているのですが、周波数が違うとカメラに光の点滅が映ってしまい、画面が非常に見にくくなってしまいます。
オフィスに防犯カメラ・監視カメラを設置する際、こうした問題を避けるためには、「フリッカレス機能」のついたカメラを選ぶとよいでしょう。この機能によって、画面のちらつきを抑え、夜間照明の元でも見やすい画面になります。

2.逆光補正機能

防犯カメラ・監視カメラをオフィスに設置する際、気をつけたいのが「逆光」の問題です。通常のカメラは、被写体の後ろ側に強い光源があった場合、明るい光の方を基準にして明るさを調整します。そうすると、肝心の被写体は黒くつぶれるか、または白く飛ぶかしてしまい、非常に見づらくなってしまいます。
このようなことを避けるための機能が、「逆光補正機能(BLC)」です。これは、指定したエリアの明るさを基準にして、画面の明るさを調整する機能で、被写体が暗くつぶれることもなく、適正な明るさで見ることが可能になります。
現在はほとんどの防犯カメラ・監視カメラに逆光補正機能がついていますが、実際にオフィス内に設置する前に、確認しておいた方がよいでしょう。

3.デイナイト機能

防犯カメラ・監視カメラはその役割上、夜間の監視がより重要になります。そこで、夜間の低照度環境でも鮮明に見えることが必須となります。
デイナイト機能は、夜間の明かりがほとんどない状況でも、白黒の比較的クリアな画像を撮影することができる機能です。昼間の明るい状況ではカラーでの映像を映しますが、周囲の照度が低くなると、カメラの感度を自動的に上げ、白黒カメラに切り替わります。
さらに赤外線投光器がついたカメラであれば、より鮮明な画像で撮影することができ、オフィス内のくわしい様子を見守ることができます。

4.プライバシーマスク

オフィス内の保安が重要なのは当然ですが、それと同時に、機密保持も重要な課題となります。例えば、会社の機密情報が表示されたパソコンのディスプレイや、金庫室のテンキーコードなどは、防犯カメラ・監視カメラにも映ってほしくないものでしょう。
こうした機密上差しさわりのある部分を、画面に映らなくする機能が「プライバシーマスク」と呼ばれるものです。マスキングされた部分は、黒や赤などで一色に塗りつぶされ、カメラの角度が変わっても、マスキングされた部分は座標で認識されているため、画面上で動くことはありません。常に同じ部分を隠すことができるため、オフィス内の重要機密を守ることができます。

5.動体検知機能

防犯カメラ・監視カメラに求められるのは、異変が起こった際の状況を記録することです。しかし、当然ですが、盗難や事故などの異変はいつ起こるかわかりません。そのために、防犯カメラ・監視カメラは常に起動し、周囲の状況を監視しておく必要があります。
とは言え、起動している間常時録画を続けていたのでは、データは膨大になり、レコーダーの容量を圧迫してしまいますし、記録を見直すのも労力がかかります。こうした問題を解決する機能が、「動体検知機能」です。
この機能は、画面内で動くものがあった場合、それに反応して録画を開始するというもので、24時間全てを記録する必要がなく、何かあった場合はすぐにその時間帯を探り出すことができます。また、記憶容量も少なくてすむというメリットもあります。
こうした機能も、オフィスに防犯カメラ・監視カメラを設置する際は便利になるでしょう。

6.PTZ機能

PTZ機能とは、パン、チルト、ズーム機能のことです。パン(pan)はPanoramic Viewの略語で、カメラを水平方向に動かすことです。それに対して、チルト(tilt)はカメラを垂直方向に動かすことで、ズーム(zoom)は画面を拡大・縮小させることを言います。防犯カメラ・監視カメラには、このPTZ機能がついているものと、向きが固定されているものとがあります。
オフィス内の防犯カメラ・監視カメラにPTZ機能がついていると、カメラの視野は飛躍的に広くなり、より詳細な状況記録が可能になります。この機能も、防犯カメラ・監視カメラを設置する際知っておきたい機能の一つです。

7.自動追尾機能

動体検知機能や、上記のPTZ機能に関連した機能が、「自動追尾機能」です。オフィス内で怪しい動きをする人物を防犯カメラ・監視カメラがとらえた場合、その人物がどのように移動したか、またはどんな服装だったかを、カメラのパンやズームによって自動的に追いかけ、比較的詳細に記録する機能がこれにあたります。
この機能によって、不審者の行動や特徴を詳しく知ることができ、有力な証拠とすることが可能になります。オフィスに防犯カメラ・監視カメラを設置する際は、知っておくと便利な機能です。

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