フローリングの張替えリフォームで注意するべきポイント５選

フローリングの張替えリフォームで注意するべき５つのポイント

フローリングの張替えリフォームは中古住宅を購入する際や、フローリングが古くなって劣化が目立ってきた際におこなうことが多いのではないでしょうか。
張替えリフォームには、古いフローリングをはがして新しいものを張る「張替え」のほかに、古いフローリングに新しいフローリングを重ねる「重ね張り」などがありますので違いをしっかり比較しておきましょう。
また、フローリング材の選び方も場所によって変わってきますし、張る方向なども注意が必要です。また張替えの時に一緒にやっておきたいリフォームも要チェックです。そんなフローリングの張替えリフォームで注意すべきポイントをご紹介します。

はがして張替えるリフォームを比較する

まずフローリングのリフォーム方法のひとつ、古いフローリングをはがして新しいものを張る「張替え」のメリットとデメリットの比較をしてみましょう。
「張替え」は古いフローリング材をはがしてしまうので、床組みの腐食具合や緩み傷みなどの下地の状態を確認することができます。
そのため腐食や緩み傷みがひどくなる前に修繕をすることができます。が、もちろん、修繕分の費用がかさんでしまいます。
また「張替え」は「重ね張り」と違い、フローリング材にもよりますがリフォームの前と後で床の高さがあまり変わらないというメリットもあります。

重ねて張るリフォームを比較する

大掛かりになりがちな「張替え」と比較したいのが「重ね張り」です。
特長としてはフローリング自体が二重になるので、床が丈夫になりますが、フローリング材の素材の厚み分、リフォーム前よりフローリングの床が高くなります。
床が上がった分、扉や仕切りの調整が必要になる場合もあります。また「張替え」のように床の下地などの状態は確認することができません。
しかし、フローリングをはがして張り替えるリフォームより比較的工事が簡単ですので、費用が安く抑えられるのがメリットです。

比較的新しい住宅で床下地の心配がない場合などにこの「重ね張り」がおすすめです。

フローリングの張替えリフォームは、バリアフリーのチャンス

フローリングの張替えリフォームをするのでしたら、それは床をバリアフリーにするチャンスでもあります。
今まで気になっていた段差の解消や、小さいお子様やお年寄りがいるご家庭では特に段差をフラットにする工事も一緒にやってしまう検討もすると良いでしょう。
段差が大きい場合は新たに床組が必要になりますが、小さめの段差なら下地の板を重ね張りしたり、簡単なスロープを取り付けるなどして段差の解消が可能です。
全面をフローリングへ張替える場合ですが、カーペットの場合はカーペットをはがしたあとの下地にフローリング材を張ります。
畳をフローリングにリフォームする場合は、床組や巾木など周辺の工事が必要になりますので、その分の時間と費用がかかってしまいます。

フローリングの張替えリフォームは床暖房工事も一緒にできるチャンス

フローリングの張替え工事の際に、バリアフリー化と合わせて一緒におすすめしたいのが、床暖房の取りつけです。
床暖房を後から取りつけようとすると、時間も費用もかかってしまいますので、張替えと一緒にやる場合と比較してみてください。
費用の都合でフローリングの張替えは諦めたけど、今は後悔している。なんてことがないように検討をおすすめします。
そもそもフローリングはその素材の性質上、カーペットや畳と比較してひんやりしてしまう傾向にあります。
地面に近い小さなお子様や冷えが辛い女性、お年寄りがいるご家庭では是非床暖房にリフォームすることも考えておくのがポイントです。

フローリング材の特徴をしっかり比較

フローリングのリフォームについて、フローリング材の張り方や一緒にできるリフォームについて見てきましたが、フローリングの張替えの際にもっとも重要な比較ポイントは素材の選択です。
フローリング材には大きく分けて素材感があり自然な色むらなどが楽しめる無垢と、色や柄などが揃えられる合板があります。どちらにも適材適所がありますので比較してください。
無垢フローリングの特徴は、無垢というだけあって木そのものの自然な風合いが魅力です。
季節によって手入れすると夏はさっぱりと、冬は暖かな肌触りに変化させることができるのがポイントです。
フローリングの表面が傷んだ場合など、木ですので削って再利用することができます。
しかし乾燥や湿度の度合いによって反ってしまったり、品質が良くないものは衝撃で割れたりすることがありますので要注意です。
汚れがシミになってしまうこともあるのでトイレなどのフローリングに使用するのは不向きです。

もうひとつの合板フローリングの特長は、反り返りや狂いが比較的少ないのが特徴です。
また、張替え費用が、無垢フローリング材より安いのもポイントです。
表面がしかり加工された高機能タイプが多いので柄や色合いなどが揃えられたり、汚れなどに強い加工が施せます。
一方でどうしても無垢フローリングより足元に無機質な冷たさが感じさせてしまうなどのデメリットもあります。

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