検索連動型広告を外注する8つのメリット

検索連動型広告を外注する主な8つのメリット

知りたい情報や欲しいものを調べるとき、インターネット検索を利用するのは、現代では日常的なこととなっています。検索連動型広告（リスティング広告）は、そうしたインターネット検索に関連した広告の形態で、ユーザーがあるキーワードで検索した場合、そのキーワードにちなんだ広告が、検索結果の上に表示されるというものです。すでにリスティング広告を活用しているという企業は多くありますが、これから始めたいと考えている企業にとって問題となるのが、「運用をどうするか」ということでしょう。
リスティング広告は、自社で運用する場合と、運用代行会社に外注する場合の2通りがありますが、今回は、代理店に運用代行を任せるメリットについて8つのポイントを挙げて説明していきます。

1.運用の手間が省ける

検索連動型広告（リスティング広告）を自社で行う際には、さまざまな手間が発生します。アカウントの開設から、管理画面の操作法、入札基準など、前もって知っておくべきことも少なくありません。また、実際の運用に関しても、多くの手間がかかります。検索連動型広告は、リアルタイムで効果の測定を行い、広告の修正が実施できる一方で、その分多大な労力や時間が必要になります。
それに対し、運用代行会社に運用を外注することで、こうした多くの手間を軽減することができます。会社本来の中核業務に注力することができるため、より効率のよい営業が可能になります。こうした点は、リスティング広告の運用代行を活用するメリットの一つです。

2.業界情報に詳しい

検索連動型広告の運用代行を行っている代理店は、さまざまな業種の広告を取り扱っています。当然、各業種の情報にも詳しいため、そうした情報を活かした運用が可能になります。また、インターネット広告の特性から、業界の最新情報を素早くつかむことにもたけており、その点でも、運用の面でメリットがあると言えます。このように、クライアントの業界事情やトレンドに精通しているという点も、検索連動型広告を運用代行会社に外注する利点の一つでしょう。

3.同業他社の事例が生かせる

上記のように、検索連動型広告の運用代行を行う代理店は、さまざまな業種の広告を取り扱っています。その中には、クライアントと同業の会社も含まれますから、そうした他社の広告運用で得た経験や知識を、自社の運用に活用することも可能になります。また、同業以外の他業種でも、たくさんの成功事例や失敗例などの蓄えがあるため、それらを活かした広告運用ができます。
一方、自社でリスティング広告の運用を行う場合は、こうした経験や知識はほぼゼロの状態からスタートすることになります。最初から豊富な事例の蓄積を持つ運用代行会社と比較すると、運用面での効率の差は明らかでしょう。

4.独自のノウハウがある

上記と関連しますが、運用代行はさまざまな広告を取り扱っている経験から、検索連動型広告の運用に関して独自のノウハウを持っています。例えば、適切な目標数値の立て方や、目標達成までの期間はどれくらいかなどについて、豊富な経験に基づき、より具体的な設定が可能になります。
そして、こうして立てた目標を達成する段階でも、代行会社のノウハウが活かされます。広告の成果が振るわない場合、何らかの打開策を打ち出すべきか、もしくはしばらくがまんして様子を見るべきかの判断や、キーワードの変更、ホームページの改善など、さまざまな点において、経験則に基づいた比較的適切な判断が下せます。
一方、自社で運用を行う場合は、やはりノウハウの蓄積がない状態でスタートせざるを得ませんから、効率的な運用は代行会社に比べ、難しいと言わざるを得ません。

5.適切なキーワード選定ができる

検索連動型広告においては、キーワードの選定が何より重要です。的外れなキーワードを選定すると、効率的な広告運用は難しくなります。
適切なキーワードを選定するには、まず、目的や目標をしっかり定めることが必要になります。売り上げをできるだけ大きくすることが目標であれば、検索数の多いキーワード（ビッグワード）の実施が必要になりますし、より効率の高い運用を目指す場合は、競合するキーワードや、キーワードの乱用は避け、必要なものに絞ることで、無駄なクリックを減らすことが必要になります。
こうした適切なキーワードの選定は、ノウハウや経験のない自社運用では、なかなかできにくいのが実情です。一方、運用代行は前述のように、豊富なノウハウの蓄積がありますから、キーワードの選定も、目的や場合に応じた適切な実施が可能になります。

6.運用の相談もできる

検索連動型広告の代理店は、単に自社に代わって運用代行してくれるだけではありません。運用におけるアドバイスや相談などをもらう、コンサルタントとして活用することもできます。
運用代行会社にリスティング広告の運用を代行してもらうのは、さまざまなメリットがある一方で、自社にノウハウが溜まらないというデメリットがあります。しかし、コンサルとして運用のアドバイスを受けることで、ナレッジの蓄積が図れ、自社での効率的な広告運用ができるようになります。

7.失敗の可能性が少ない

検索連動型広告は、広告を出しておしまいというわけではなく、その後の運用が大事になります。しかし、自社での運用の場合、なかなか成果につなげられないというケースが多くあります。
検索連動型広告は、広告を出した後、結果を見て修正を加えつつ、徐々に効果を上げていくという形になります。自社運用では経験やノウハウの蓄積がないため、どのように修正していくべきかが分からず、数カ月たっても目立った成果が得られないことも珍しくありません。じっくり運用に取り組む余裕のある会社はともかく、中小の企業では、ある程度運用して成果が出ないと、見切りをつけて撤退してしまうことも多くあります。
一方、代理店に運用代行を外注した場合、こうした失敗の可能性が少なくなります。すぐに成果は出なくても、運用のノウハウがあるため、さまざまな対策を講じることができますから、成果も比較的出やすくなります。自社でゼロから運用をスタートする場合と比べると、成功率はかなり違うと言えるでしょう。