「立会い」の意味
解体における立会いとは、解体業者が工事の見積りを行う際、依頼主が一緒に現場を見て回ることを言います。
見積り時の立会いは、後のトラブルを防ぐ上で重要です。解体工事では、現場ごとに依頼主の要望が異なるため、業者との間にすれ違いが生まれやすくなっています。実際に、事前に業者へ要望がしっかり伝わっていなかったことから、誤った範囲で工事が行われるというケースが少なくありません。具体的には、残すつもりだった木を切られたり、撤去するはずの塀が残されていたりといったことなどです。場合によっては、新たな工事のために追加料金を請求されるというケースもあります。そうしたトラブルを未然に防ぐため、業者と共に現場で工事範囲などをチェックするのが、立会いの役割です。
立会いにかかる時間は、状況によって異なりますが、30坪ほどの木造住宅であれば、大体30分ほどとなっています。ただし、建物本体が大きい場合や、部分解体が必要な場合などは、立会い時間も長くなる傾向があります。また、店舗の内装解体やアスベスト含有建材が含まれる場合でも、細かいチェックが必要なため、立会いの時間も長くなりがちです。
どうしても見積り当日に立会いができない場合は、業者に工事範囲が分かる図面を用意してもらうと、比較的安心です。ただこの場合でも、契約前に1度は現地で立会いをしておくことが必要です。
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