SEO内部対策とは？SEO内部対策の4つのメリット

SEO内部対策とは？SEO内部対策のメリット

SEO対策と言うと、従来は外部リンクを中心とした施策が主流でした。しかし現在では、そうした外部対策だけでなく、内部対策の重要性も注目されるようになっています。外部対策をSEO会社に依頼する前に、内部対策をしっかり行っておくことで、さまざまなメリットが得られます。今回はSEO内部対策のメリットについて、4つのポイントを解説していきましょう。

SEO内部対策とは

SEO対策には大きく分けて、外部対策と内部対策の2つがあります。そのうち外部対策は、文字通りサイトの外部に対して働きかけるSEO対策です。具体的に言うと、他サイトからのページリンクを集める取り組みが、外部対策になります。主な内容としては、リンクが張られやすい魅力的なコンテンツの制作、SNSでの拡散の取り組み、サテライトサイトからの本サイトへのリンク張りなどが挙げられます。
それに対し内部対策は、サイトの中身に対して行われるSEO対策を言います。内容は主に2種類に分けられ、1つは「検索エンジンに向けた対策」、もう一つが「ユーザーに向けた対策」になります。このうち前者では、サイトを評価する検索エンジンに対して施策を行っていきます。検索エンジンは、クローラーと呼ばれるプログラムがサイトを巡回して情報を集め、データベースに登録されたそれらの情報をアルゴリズムが解析し、検索順位を決定しています。つまりサイトの評価を上げるには、まずクローラーの巡回を促し、尚且つアルゴリズムへコンテンツ内容を正しく伝えるための、細かい施策が必要になるわけです。これらの一連の取り組みが、検索エンジンに向けた内部対策になります。
一方、後者の「ユーザーに向けた対策」も必要です。サイトが上位表示されるには、ユーザーからの評価獲得が欠かせません。そのためのコンテンツの充実をはじめとして、ページの読みやすさや、表示速度の改善といったことも、内部対策として含まれます。こうした内部対策は、専門の業者に依頼することもできますが、自社で行うことも可能です。

SEO内部対策のメリット①スモールキーワードなら自力で上位化も

外部対策型のSEOは、SEO対策会社に対し、任意のキーワードごとに施策を依頼することになります。その際、一般的な「成果報酬型」の料金体系では、1つのキーワードに対し個別のコストが発生します。しかし、ユーザーが目当てのサイトを探すとき、検索に用いるキーワードは決して少なくありません。ですから、そのすべてを対策会社に依頼すると、コストは多大な額に膨らんでしまうことになります。
一方、キーワードには、大きく分けてユーザーが検索に用いる機会が多い「ビッグキーワード」と、比較的用いられにくい「スモールキーワード」があります。当然、ビッグキーワードに焦点を当てたSEO対策の方が、多くのユーザーを取り込む可能性があると言えます。こうしたビッグキーワードは、対策会社による外部リンクを中心とした施策が有効になりますが、競合性が高いため、上位表示は狙いにくいというデメリットもあります。その一方で、スモールキーワードは大勢のユーザーにはアプローチできないものの、競合サイトが少なく上位表示が狙いやすいというメリットがあります。
スモールキーワードはビッグキーワードと違い、内部対策で対応することも可能です。内部対策は自社でも行えますから、スモールキーワードを中心とした内部対策なら、コストを減らしてSEO対策を効率化することにつながります。

SEO内部対策のメリット②順位が安定化しやすい

検索順位が上位になったとしても、その後安定して順位をキープできるわけではありません。当然、圏外に落ちるなどの可能性もありますが、それには主に2つの原因があります。1つ目の原因は、他の競合サイトがさまざまなSEO対策を行った結果、順位を上げて追い抜かれるといったパターンです。多くのホームページが検索順位を上げようとしのぎを削っている状況では、こうしたことも決して珍しくありません。一方、もう1つの原因となっているのが、アルゴリズムの変動によって自社サイトの品質が問題視されるというパターンです。前述のように、検索エンジンのアルゴリズムはインデックスしたサイト情報を解析し、順位を決定していますが、このアルゴリズムは比較的頻繁にアップデートされます。これにより、今まで見過ごされていた内容が問題視されるようになって、検索順位を落としてしまうことが少なくありません。
こうしたサイトの内容が問題となって順位が下がるケースの場合、SEOの内部対策で対応することができます。ホームページのクオリティを上げ、新しいアルゴリズムに最適化することにより、検索順位の安定化が図れるようになります。

SEO内部対策のメリット③ビッグキーワードのSEOに不可欠

前述のように、検索数の多いビッグキーワードやミドルキーワードといったキーワード群の場合、内部対策より外部対策の方が、比較的効果的なSEO対策が可能です。しかし現在では、外部リンクへの対策だけでサイトの上位表示を達成するのは、かなり難しくなってきています。
ビッグキーワードのような競合性の高いキーワードの場合、ある程度のページ数の確保や、コンテンツの拡充などの内部対策も欠かせません。いくら外部リンクに力を入れても、ページやコンテンツの数自体が少なければ、上位化の実現は難しいのが実情です。もちろん、内部対策だけでビッグキーワードの上位化が図れるわけでもありませんが、外部対策と両輪で働きかけることにより、上位化の達成や順位の維持がしやすくなると言えるでしょう。

SEO内部対策のメリット④外部対策に比べてコストが安い

SEOの外部対策は、専門の会社に依頼する方が効率的に行えます。外部リンクを集めるのに専門のノウハウが必要になるためですが、こうしたSEO対策会社への依頼は、コストも高くなるという特徴があります。対策会社によって見積もり金額には差がありますが、月に数十万円に上ることも珍しくありません。
それに対し、内部対策を自社で行うことにより、格段にコストを抑えることができます。コンテンツの充実を自ら行うことで、業者に支払う費用が削減され、結果としてより効率的なSEO対策が可能となります。