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企業が広告主としてアフィリエイト広告を活用する7つのデメリットについて

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企業が広告主としてアフィリエイト広告を活用するデメリット

アフィリエイト広告は別名「成果報酬型広告」とも呼ばれるもので、広告をさまざまな提携先のサイトに配信し、何らかの成果が上がった段階で広告料が発生する仕組みとなっています。クリックされただけでなく、コンバージョンにつながった場合にのみ料金が発生するため、費用対効果が高いというメリットがあります。現在はWEB広告の手法として定着し、積極的に取り組む企業も多くなっていますが、その反面いくつかのデメリットもあります。アフィリエイト広告を始める前に、注意しておくべき点について見ていきましょう。

1.アフィリエイト広告は初期費用・固定費がかかる

アフィリエイト広告のデメリットとしては、まず初期費用や月額固定費が必要になるということがあります。これはやむを得ないことですが、サービスを利用するためには、ASPに対しこれらの費用を支払わなければなりません。ASPとはアフィリエイトサービスプロバイダーのことで、アフィリエイト広告の配信を担当する会社になります。企業はASPを介して各サイトへ広告を掲載してもらうため、そのサービス利用料が毎月発生するわけです。この料金は、例えコンバージョンの獲得が0であっても支払わなければなりませんから、その点についてはデメリットと言えるでしょう。運用を始める前に、あらかじめ予定契約期間内で最低限必要になるコストを計算しておいた方が良いでしょう。

2.アフィリエイト広告は独自の強みが必要になる

アフィリエイト広告では、広告主がASPを通じて各パートナーサイトへ広告を出稿するという形になります。ここでパートナーサイト側のメリットとなるのは、広告がコンバージョンにつながれば、アフィリエイト料金が発生するという点です。そのためパートナーサイトとしては、一件でも多くのアフィリエイトを獲得しようと商品やサービスを宣伝するようになりますが、当然売りやすいものに注力するという状況が生まれます。逆に言えば、あまり特性や独自性のない商品については、比較的アピールされにくくなるわけです。つまりアフィリエイト広告では、競合商品に比べ明確な違いや優位性のない広告の場合、成果を上げづらいというデメリットがあると言えます。

3.アフィリエイト広告は短期運用に向かない

アフィリエイト広告のデメリットとして、短期間での利益を出しづらいという点もあります。アフィリエイト広告のサービス自体はすぐに始めることができますが、その後のパートナーサイトとの提携や実際の広告掲載という手順は、そう簡単に進みません。パートナーサイトへの登録は少しずつ時間をかけて集まりますし、当然売り上げが上がって来るのはやや先の話になります。ですから、アフィリエイト広告を始める場合は、あらかじめ中長期的な運用を見越しておいた方が良いでしょう。短期で利益を出したいという場合は、リスティング広告など他の広告との併用も考えておいた方がベターです。

4.アフィリエイト広告は不正行為をされる場合も

アフィリエイト広告では、自己アフィリエイトや誇大広告など、パートナーサイト側の不正行為が発生しやすいというデメリットもあります。自己アフィリエイトとは、パートナーがアフィリエイトを増やすために、自ら商品やサービスの購入・問い合わせを行うというもので、自分以外にも家族や身内に頼んで成果を獲得するケースもあります。また、パートナーサイトが商品を誇大に宣伝してしまうという事も少なくありません。実際にはない効果や機能を勝手に書かれてしまうのは、広告主にとっては非常に迷惑な行為でしょう。さらに、規約に反したリスティング広告でサイトへの集客を図る場合もあります。こうした行為はいずれも禁止されていますが、全てを防止するのは難しいというのも事実です。

5.アフィリエイトプログラムの終了に時間がかかる

アフィリエイト広告は成果が出始めるのも時間がかかりますが、プログラムを終了するのにも時間がかかるようになっています。先にも述べた通り、アフィリエイト広告は数多くのパートナーサイトと提携して広告を配信します。その一方で、広告プログラムの期限については基本的に設定されていません。ですから、すぐに配信を停止したいという場合でも、実際に停止するまでには数週間の時間が必要となります。アフィリエイターは自分で広告リンクの張り替え作業を行わなくてはならず、ある程度余裕を持った終了告知が必要となるためです。このため、期間限定のキャンペーンなどでアフィリエイト広告を利用するのには、デメリットがあると言えるでしょう。

6.アフィリエイト広告は思わぬサイトに掲載される場合も

アフィリエイト広告の難点として、予期しないサイトに掲載されるかもしれないという点があります。アフィリエイト広告では、まず広告主がアフィリエイトプログラムを公開し、それを見たアフィリエイターが提携申請を行って、広告を掲載することになります。アフィリエイターとしては、自身のサイトに合うような広告を選択することが普通ですが、中には利益目的で、サイトの趣旨から外れた広告を載せるアフィリエイターも少なくありません。サイトの種類によっては、広告を載せられるとブランドイメージが損なわれる場合もあります。こうした危険は、提携申請をすべて承認する設定にしていると大きくなりますから、特定のカテゴリーのサイトのみを自動承認する設定にしておいた方が良いでしょう。

7.アフィリエイト広告はイメージをコントロールしにくい

アフィリエイト広告では前述のように、パートナーとなったサイトは、積極的にその広告の商品やサービスを売り込む活動をします。その際宣伝に使われる文言は、基本的にアフィリエイターが自由に考案したものとなります。これは大きな宣伝効果を発揮する場合もありますが、中には広告主の意図に反するような言葉が使われることも少なくありません。修正依頼を出すことはできますが、強制力はないため、広告主の期待に沿わないイメージが広まってしまう可能性もあります。こうしたイメージコントロールのしにくさという点も、アフィリエイトのデメリットの一つでしょう。

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