Youtube広告(TrueView)の8つのメリットと5つのデメリットについて
YouTubeは現在、国内外で膨大な視聴者を持つ動画メディアとして、大きな知名度を誇っています。YouTubeの動画広告はTrueViewと呼ばれ、いくつかの種類がありますが、よく知られているのが、コンテンツ再生前に差し込まれる「インストリーム広告」という広告です。YouTubeに広告を出すことは、企業にとって非常に大きなマーケティング上の効果があり、実際に広告を出稿している企業も数えきれません。しかし、メリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは、YouTubeに動画広告を出すメリットとデメリットの両方を、それぞれ挙げて説明していきましょう。
メリット①ユーザー数が多い
YouTubeは、いろいろな動画共有サービスの中でも、特に利用者の数が多いことで知られています。国内5000万人に及ぶとされるユーザー数は、YouTube動画広告が、いかに数多くの人に見られるチャンスがあるかということを示しています。この点は、TrueView広告を利用する大きなメリットと言えるでしょう。
メリット②ターゲットを絞れる
YouTubeのアカウントには、ユーザーのさまざまな情報が登録されています。年齢、性別、居住地域や子供の有無、興味の範囲など、種々の情報を基にしたターゲティングによって、より精緻なWEBマーケティングが可能になります。こうした点も、YouTube動画広告のメリットとして挙げられます。
メリット③無駄なコストが不要
YouTube動画広告(TrueView広告)の特徴として、動画が一定時間視聴されるか、あるいは、広告がクリックされて、企業サイトへ移るなどした場合のみ、料金が発生するという仕組みがあります。この課金システムでは、途中で動画が飛ばされるなどした場合、広告料が発生しないため、比較的余分な費用を使わないですむという利点があります。
メリット④自社サイトに誘導できる
YouTube動画広告をクリックすると、ユーザーは、企業の自社サイトへ遷移します。そこで、商品やサービスのくわしい情報に触れることができ、購入や問い合わせなどのコンバージョンに結びつけることも可能になります。こうした機能は、TVCMなどの、従来のマス広告にはないもので、YouTube動画広告を利用する大きなメリットとなります。
メリット⑤リマーケティング機能に対応
リマーケティング機能とは、特定のユーザーを追跡し、YouTubeの視聴中や、他のサイト(Googleディスプレイネットワークの加盟サイト)を閲覧中でも、自社の広告を表示させることができる機能です。ターゲティングできるユーザーは、YouTube動画広告を一定時間以上視聴した人や、特定の動画を視聴した人など、さまざまな場合が考えられます。リマーケティングすることにより、何度でも同じ広告を見せ、認知度を高められるというメリットがあります。
メリット⑥テレビの80%以上の宣伝効果
Google発表のレポートによると、YouTube動画広告には、テレビCMの80%以上の宣伝効果があるとされています。これに対しては、テレビCMマーケティング側からの異論も出ていますが、YouTubeがテレビと匹敵するメディアになりつつある現在、YouTube動画広告のマーケティング効果は、確実に上昇していると言えます。
メリット⑦費用対効果が良い
前述のように、YouTube動画広告は、クリックされるか、あるいは一定時間動画を視聴されない限り、広告料は発生しません。しかも、広告を届けたい人を絞って配信することが可能なため、費用対効果の面で、比較的大きなメリットがあると言えます。
メリット⑧一定時間見てもらえる
YouTube動画広告で、コンテンツ再生前に流れる「インストリーム広告」は、5秒以上たつと広告を飛ばせる「スキッパブル広告」と、最後まで飛ばせない「ノンスキッパブル広告」の2種類があります。スキッパブル広告の場合でも、最低5秒間はユーザーに広告を見てもらえるため、商品やサービスの認知度を上げる上でメリットがあります。
デメリット①スキップされる可能性がある
ここからは、YouTube動画広告のデメリットの面ですが、どんなにアイデアや工夫を凝らした動画広告を制作しても、ユーザーにスキップされやすいという点があります。せっかく作った広告も、見てもらえなければあまり意味がありません。前述のように、最低5秒間はみてもらうことができますが、印象に残らない場合もありますから、こうした点は不利であるとも言えます。
デメリット②クオリティが低いと逆効果
YouTube動画広告は、比較的低コストで、誰でも出稿できるというメリットがある一方、動画のクオリティが低ければ、逆にマイナスイメージを持たれる可能性が高いというリスクがあります。ユーザーの関心を集めるには、一定程度の品質を確保する必要があります。
デメリット③審査に時間がかかることも
YouTube動画広告は、各種の設定を終えた後、GoogleアドワーズやYouTubeの方針に基づいて、審査を受けなければいけません。審査はほとんどの場合、1営業日以内で完了しますが、場合によっては数日かかることもあります。また、審査で不承認となった広告は掲載されないため、修正を施して、再度審査を受ける必要があります。
デメリット④動画作成に費用がかかる
前述のように、YouTube動画広告は、誰でも比較的簡単に広告を出稿できるとは言っても、効果を上げるためには、一定以上のクオリティを持つ動画を制作する必要があります。そのためには、プロの業者に委託するなど、コストもある程度かけざるをえません。こうした点は、多少のデメリットと言えるでしょう。
デメリット⑤ネガティブなイメージをもたれやすい
これも前に触れたように、YouTube動画広告のインストリーム広告は、コンテンツ再生前に、強制的に広告が配信される仕組みとなっています。ユーザーにとっては、目当てのコンテンツが始まる前に、無理に広告を見せられる形になるため、ストレスを感じる場合もあります。このように、広告に対しネガティブな印象を抱かれる可能性があるという点は、デメリットの一つに挙げられるでしょう。
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