スマホ専用サイトを制作する7つのメリット

スマホ専用サイトを制作する主な7つのメリット

スマートフォンに対応したWEBページの制作は、現在では多くの企業が取り組んでいます。スマホやタブレットからの検索が、パソコンからの検索数を上回っている現在、スマホに対応したWEBページを持たないことは、コンバージョンやSEO対策の上でも大きなデメリットとなります。
スマホ対応サイトの制作方法には、大きく分けて、「レスポンシブWebデザイン」と、「スマホ専用サイト」の2種類があります。レスポンシブデザインは、1つのHTMLでパソコンとスマホ両方に対応できるというもので、スマホ専用サイトは、パソコン用とは別のHTMLで制作されたサイトになります。ここでは、スマホ対応サイトの制作を考えている企業のために、スマホ専用サイトを制作するメリットを、7つ挙げて説明していきましょう。

1.スマホに特化した設計が可能

スマホ専用サイトのメリットとして、第一に挙げられるのは、「スマホに特化した設計・構築ができる」という点でしょう。レスポンシブWebデザインでホームページを制作すると、スマホの画面を見やすくすることはできますが、「使い勝手」の点はそれほど考慮されません。
しかし、実際には、パソコンとスマホでは、操作の特性が全く異なります。スマホの場合、右手で持って右手親指で操作する、というやり方が主体になりますが、使い勝手の点を考えれば、こうした操作の特性を念頭に置いたサイトを設計するほうが、ユーザーフレンドリー（ユーザーにとって使いやすいサイト）であるという事ができます。
ユーザーは、少しでも操作が不便だと感じると、そのサイトから離れてしまうかもしれません。そうしたことがないよう、ナビゲーションやリンクの位置を、スマホ専用に配置するなどすれば、ページからの離脱率も、比較的少なくすることができるでしょう。制作会社を選ぶ際は、こうした点も参考にしましょう。

2.デザイン・レイアウトの融通が利く

スマホ専用サイトを制作すると、パソコンのサイトデザインに縛られず、スマホに最適化したデザインやレイアウトが可能になります。操作性の点でも、前述のように、指での操作を意識したデザイン・レイアウトを採用することで、ユーザーに使いやすさをアピールすることができますし、スマホ画面の大きさにあわせ、文字の大きさも読みやすく最適化できます。
レスポンシブサイトでは、ブラウザの横幅を変えるとデザイン・レイアウトも変化しますが、スマホ専用サイトでは常に一定で安定しています。スマホに特化したデザインですから、すっきりと見やすく、パソコン用サイトとは異なる自由なデザインも可能になります。
スマホ対応サイトを制作する際は、こうしたスマホ独自のデザイン・レイアウトが可能な制作会社を選ぶのも、重要なポイントの一つです。

3.表示速度が上がる

ユーザーがWEBページを閲覧する際、特に気にするのが、「ページの表示速度」です。表示速度が速いと、ユーザーは快適にページを閲覧することができ、そのサイトに好感を持ちやすくなりますが、表示速度が遅い場合、ユーザーはストレスを感じ、サイトに対してマイナスイメージを抱きやすくなってしまいます。
レスポンシブデザインの場合、一つのHTMLでパソコンとスマホの両方に対応しなければならないため、複雑化・大容量化しやすいという特徴があります。その結果、スマホで閲覧した場合、ページの表示速度が遅くなってしまいがちという問題が出てきます。それに比べ、スマホ専用サイトの場合は、HTMLをスマホ専用に最適化することができるため、表示速度も比較的速くすることが可能になります。
表示速度の問題は、集客や売り上げを左右する重要な要素となりますし、また、SEO対策の面でも検索順位に関わってきますから、この点も、スマホ対応サイトを制作する際には見逃せないポイントであると言えます。

4.SEO対策

スマホ専用サイトを制作することは、SEO対策の上でもメリットがあります。Googleは、2017年から「モバイルファーストインデックス」を実装することを決定しました。これは、従来のようなパソコンサイトをSEOの評価基準とするのではなく、モバイルサイト（スマホサイト）を評価の軸とするというものです。これによって、スマホサイトの内容が、検索結果の順位に大きく影響することになります。
具体的には、ホームページがスマホ対応していることはもちろん、見やすさやコンテンツの内容など、スマートフォンに最適化しているかどうかが、検索順位の評価基準となります。つまり、スマホでよりユーザーの満足度を満たすことが、検索順位を上げるキーポイントとなるわけです。
こうした点から見ても、パソコンとスマホ同時に対応するサイトより、スマホに最適化した専用サイトを制作した方が、SEOの面で有利であると言えます。

5.滞在時間が伸びる

前述のように、スマホ専用サイトを制作することは、ユーザーのストレスを大きく軽減することにつながります。そうしたユーザーフレンドリーな環境を作ることで、サイトの滞在時間も長くなり、より多くのページが閲覧されやすくなります。
サイトを閲覧する上で、スムーズな操作性や、表示速度の速さは大きなポイントとなります。スマホ専用サイトであれば、タップのしやすさ、文字の読みやすさ、表示速度の速さなど、スマホに最適化したページにすることが可能ですから、ユーザーも快適に閲覧することができます。そのようにユーザーが多くのページを見ることで、企業に対する信頼や理解も深まり、商品の購入などの成果にも、比較的結び付きやすくなるでしょう。

6.直帰率が下がる

直帰率とは、サイトを訪れたユーザーが、他のページを見ることなく、最初のページですぐに離れてしまう確率を言います。直帰率が高くなれば、当然売り上げなどの成果も上がりませんから、いかに直帰率を下げるかということも、重要なポイントとなります。
先に触れたように、スマホ専用サイトを制作することでユーザビリティが大きく向上しますから、すぐにサイトを離れてしまうユーザーの数も、比較的少なくなります。少しでも長くサイトが閲覧されれば、リピーターの獲得や、コンバージョン率も向上しやすくなるなど、さまざまなメリットがあるでしょう。

7.最新の言語で構築できる

最新の言語を使った構築が可能というのも、スマホ専用サイトを制作するメリットの一つです。レスポンシブデザインの場合は、パソコンでの閲覧にも対応しなければならないため、古いブラウザ環境に適応したサイト設計をしなければならない場合があります。しかし、スマホ専用サイトの場合はそういった考慮が必要ないため、制作会社も新しい言語を使って制作することができます。それにより、デザインやユーザビリティも向上するので、さまざまなメリットが得られるでしょう。

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