スマホサイトの必要性

スマホサイトが必要な理由

１.スマートフォンの爆発的な普及

今やWebサイトを制作するとなると、パソコンだけではなくスマホサイトの制作は必要不可欠となっています。その理由は、スマートフォンの急速な普及にあります。今や8割以上の方がスマートフォンを保有しており（海外ではAndroidユーザーが多いものの、日本は7割がiPhoneユーザー）、2017年にはガラケーの製造が終了されるとも言われています。

また、スマートフォンとパソコンを利用している時間を比較しても、とある調査では、スマートフォンの利用時間はパソコンの2倍という結果となっており、圧倒的にスマートフォンを利用している時間が長いことがわかります。

そのため、スマートフォンに対応したWebサイトを保有していない場合、ユーザーに情報を訴求することができず、機会損失につながる可能性がありまる。さらには、スマホサイトの有無が企業の結果につながるといっても過言ではない時代になったと言えます。

２.画面の大きさの違い

画面サイズが12?27インチのパソコンと比較し、スマートフォンの画面のサイズは、iPhoneで4?5.5インチ、大型画面の機種があるAndroidでも4?6インチほどとなり、スマートフォンの画面サイズは、パソコンよりも圧倒的に小さくなります。

スマホサイトがない場合、パソコンで表示されているWebサイトがそのままスマートフォンに表示されることになり、サイトが小さく表示される＝画像や文字が縮小されるため、ユーザーにとって非常に見づらいサイトが表示されて、非常にストレスを感じさせてしまうことになります。つまり、コンパクトな画面の中でいかに見やすいデザインにするかが、ユーザーにアクセスしてもらえるかの鍵となってきます。

そのため、スマホサイトを制作すると言っても、パソコンと同じ構成にするのではなく、スマホサイトは別物として、スマートフォンの画面にあったデザインを別途制作する必要性があります。

３.回線速度の違い

統計として、ホームページの表示速度が0.1秒遅れるだけで売上の1％が減ると言われており、回線が速い（つまり表示速度早い）かどうかは非常に重要なポイントとなってきます。

スマートフォンと比較しパソコンは光回線を利用しているケースが多く、通信が不安定な場所でない限り、重たいサイト（比較的表示されるまでに時間がかかるWEBサイト）であっても瞬時に表示されます。

一方スマートフォンは、光回線より速度が遅い携帯電話向けの回線を利用しインターネットに接続するため、スマホサイトではないパソコン向けのWebサイトを表示しようとすると、比較的ページが表示されるまでに時間がかかってしまう場合があり、ユーザーが離脱してしまう可能性が高まります。

特に、パソコンサイトは画像を多用しているケースが多くサイトの容量が重たいため、別途、携帯電話向けの回線でも素早く表示することができるスマホサイトを制作する必要性があると言えます。

４.操作性の違い

パソコンとスマートフォンの違いは画面の大きさだけでなく、操作性も大きく異なります。

パソコンはマウスを移動させてアクションを起こしますが、スマートフォンは基本的には、指のタップでスマートフォンを操作します。

そのため、スマホサイトがないWebサイトをスマートフォンで開いた場合、非常にボタンが小さく表示されてしまうため、スマートフォンの画面ではタップしづらくユーザーにストレスを与えてしまい、サイト離脱につながります。

スマホサイトをデザインする場合も、ユーザーがいかにタップしやすいかという視点は重要であり、パソコンのデザインとは別に、ユーザーが指で操作しやすいデザインで制作する必要があります。

５.FLASHを使ったサイトが正常に表示出来ない

非常におしゃれなサイトなのに、スマートフォンで見るとサイトが表示されないケースがあります。この要因の一つが「FLASH」。

パソコンで表示するWebサイトにFLASHを使用する場合、比較的見栄えの良い効果をサイトに加えることができ、サイトにインパクトがでますが、スマートフォンで、Flash付きのWebサイトを見ると、Flashが起動せず、サイトにアクセスすることができません。

Androidには、Flashをスマートフォンで表示させるためのアプリがありますが、iPhoneにはないということもあり、FlashをWebサイトにつける場合は、必ずスマホサイトを用意する必要性があると言えます。

６.スマホ対応していないサイトはGoogleの検索順位が低下する危険性あり

今、多くの企業がスマートフォンへの対応に注目している大きな理由は、Googleが2015年にスマホ対応サイトを検索上位にすると言った仕組みを取り入れたことにあります。

Google側は、「ユーザーが見やすいWebサイトかどうか」を非常に重要視しているため、現在は、スマホサイトがない＝このWebサイトはユーザーにフレンドリーではないサイトであるとGoogle側が判断するため、検索結果の画面で上位に表示されにくくなっています。上位に表示されにくくなることで、今まで集客できていたユーザーを取り込めなくなるばかりか、スマホサイトを持っている競合他社にユーザーをとられてしまうことにもなってしまいかねません。

つまり裏を返すと、スマートフォンに対応したスマホサイトがあれば、Googleの検索順位が比較的上がりやすいと言うことになります。

GoogleといえばAndroidですが、iPhoneユーザーもスマホで検索する際は、大半のユーザーがGoogleの検索機能を使用しています。

Google検索で上位にヒットするかが、Webサイトの明暗を分けるといっても過言ではないため、スマホサイトの必要性があると言えます。

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