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EC-CUBEは、日本発のオープンソースのECサイト構築システムです。オープンソースとは、ソフトウェアのプログラムが公開されており、誰でも自由にダウンロードして利用・改変できる仕組みのことを指します。また、必要に応じてカスタマイズできる柔軟性の高さがEC-CUBEの特徴です。
EC-CUBEを利用することで、企業は独自のオンラインショップを構築できます。ショッピングカート機能、決済機能、会員管理機能など、ECサイト運営に必要な基本機能があらかじめ備わっています。そのため、ゼロからECサイトを開発するよりも、比較的短期間・低コストで構築できるメリットがあります。
EC-CUBE構築費用の相場は?
EC-CUBEを利用してECサイトを構築する際には、サイトの規模や必要な機能によって費用が異なります。主に「小規模」「中規模」「大規模」の3つのカテゴリーに分けて、それぞれの構築費用の目安を解説します。
小規模サイト(登録商品数10個程度)
費用の目安:約10万円〜50万円
この価格帯では、EC-CUBEの基本機能を活用し、最小限のカスタマイズでシンプルなECサイトを構築できます。
テンプレートデザインを活用することで、開発コストを抑えつつ短期間でのサイト公開が可能です。決済機能の追加や軽微なデザイン調整は含まれますが、大幅な機能追加や独自デザインの適用には別途費用が発生します。
中規模サイト(登録商品数50個程度)
費用の目安:約50万円〜150万円
この価格帯では、EC-CUBEのカスタマイズを行い、より高度な機能を備えたECサイトを構築できます。
デザインのカスタマイズや独自の決済システムの導入、会員管理機能の追加など、標準機能では対応できない要素を組み込むことが可能です。運営後の拡張を視野に入れたサイト設計が求められ、保守・運用の費用も考慮する必要があります。
大規模サイト(登録商品数100個以上)
費用の目安:約150万円〜500万円以上
この価格帯では、完全オリジナルデザインの導入や、大規模なカスタマイズを施したECサイトを構築できます。
大量の商品登録や高度な在庫管理システム、外部APIとの連携、ポイントシステムの実装など、専門的な開発が必要になるケースが多いです。大規模なサイトではサーバーの強化やセキュリティ対策も重要になり、構築後の運用コストも発生するため、長期的な視点での費用計画が必要です。
EC-CUBEの構築にかかる費用の内訳
EC-CUBEは無料で利用できる一方で、実際に運用可能なECサイトを作るには、さまざまなコストが発生します。サイトの規模や目的に応じて、必要な開発工程やカスタマイズの範囲が異なるため、全体の費用感を理解することが重要です。
ここでは、EC-CUBEを活用したECサイト構築にかかる主な内訳と、それぞれにかかる費用の目安を紹介します。
| 費用項目 | 費用の目安 | 説明 |
|---|---|---|
| 企画費 | 10万円〜50万円 | ターゲットユーザーの特定、競合調査、販売戦略の策定など、サイト設計の方向性を決めるための費用。要件定義も含まれる。 |
| 設計費 | 20万円〜100万円 | サイト構成やユーザー導線の設計を行う費用。ワイヤーフレーム作成、UI/UX設計、データベース設計などが含まれる。 |
| ディレクション費 | 10万円〜80万円 | 開発チームとの調整、スケジュール管理、進捗確認など、プロジェクト全体の管理費用。カスタマイズが多い場合は重要。 |
| 初期導入費用 | 0円〜20万円 | アカウント登録、システムのダウンロード、初期設定、プラグイン導入、管理画面の設定などにかかる費用。 |
| デザイン・コーディング費用 | 10万円〜100万円 | 無料テンプレート・有料テンプレート・オリジナルデザインの選択によって変動。ブランドイメージに合わせた調整も含む。 |
| カスタマイズ費用 | 10万円〜300万円以上 | 独自決済システム、ポイント機能、会員ランクシステム、定期購入機能など、標準機能では補えない追加開発のための費用。 |
| テスト・サーバー設定費用 | 10万円〜50万円 | 本番環境の動作検証、不具合修正、サーバー設定、負荷テスト、バックアップ構築、セキュリティ対策などの費用。 |
企画費
費用の目安:10万円〜50万円
EC-CUBEを活用したECサイトの構築には、明確なビジョンと戦略が必要です。ターゲットユーザーの特定、競合調査、販売戦略の策定など、サイト設計の方向性を決めるための費用です。
また、EC-CUBEの標準機能とカスタマイズが必要な部分を明確にするための要件定義も含まれます。
設計費
費用の目安:20万円〜100万円
ECサイトの構成やユーザー導線の設計を行います。EC-CUBEの既存機能をどこまで活用し、どこをカスタマイズするかを決めるための費用です。
ワイヤーフレームの作成やUI/UX設計、データベース設計などが含まれます。特に、決済フローや商品管理の設計は慎重に行う必要があります。
ディレクション費
費用の目安:10万円〜80万円
EC-CUBEの開発プロジェクトを円滑に進めるための費用です。
開発チームとの調整、スケジュール管理、進捗確認など、プロジェクト全体を管理します。特に、EC-CUBEのカスタマイズが多くなる場合、ディレクターの役割が重要となります。
初期導入費用
費用の目安:0円〜20万円
EC-CUBEはオープンソースのため無料で利用できますが、アカウント登録やシステムのダウンロード、初期設定を行うには手間がかかります。
また、EC-CUBEのバージョン選定、必要なプラグインの導入、管理画面の初期設定、基本的な機能の有効化など、スムーズな運用を開始するための作業も含まれます。
デザイン・コーディング費用
費用の目安:10万円〜100万円
EC-CUBEでは無料テンプレート、有料テンプレート、オリジナルデザインの3つの選択肢があります。
無料テンプレートはコストを抑えつつ基本的なデザインを提供しますが、カスタマイズの幅が限られます。有料テンプレートは、デザインの完成度が高く、ECサイトのブランドイメージに合わせた調整が可能です。オリジナルデザインを制作する場合は、サイトの独自性を強調できる一方で、デザイン費用やコーディング作業の負担が増加します。どの選択肢を取るかによって、構築コストや作業時間が大きく変わります。
カスタマイズ費用
費用の目安:10万円〜300万円以上
EC-CUBEの標準機能では不足する部分を補うための開発費用です。
例えば、独自の決済システムとの連携、ポイント機能、会員ランクシステム、定期購入機能など、要件に応じて費用が変動します。EC-CUBEのプラグインを活用すればコストを抑えることも可能です。
テスト・サーバー設定費用
費用の目安:10万円〜50万円
本番環境と同じ環境で動作検証を行い、不具合の修正や最適化を実施するための費用です。サーバーの設定、負荷テスト、バックアップ環境の構築などが含まれます。EC-CUBEのセキュリティ対策もこの段階で実施します。
EC-CUBE構築費用が変わる要因
EC-CUBEの構築費用は、サイトの規模や機能のカスタマイズ内容によって大きく変動します。どのような要素が費用に影響を与えるのかを理解し、事前に計画を立てることで、無駄なコストを抑えることができます。
ここでは、EC-CUBE構築費用が変わる主な要因について詳しく解説します。
| 要因 | 影響するポイント | 費用への影響 |
|---|---|---|
| カスタマイズの程度 | 独自機能追加 標準機能の変更 |
カスタマイズ範囲が広がるほど開発工数が増え、費用が高くなる |
| ECサイトの規模 | 商品数 カテゴリー数 データ管理 |
規模が大きくなると管理負担が増し、システム最適化のコストが上昇 |
| デザイン | 無料テンプレート 有料テンプレート オリジナルデザイン |
オリジナルデザインは開発コストが高くなる |
| ソースコードの利用形態 | 無料版 B2B版 カスタマイズパッケージ |
専用機能を導入する場合、ライセンス費用が発生する可能性がある |
| 決済方法 | 標準決済 外部決済 独自決済 |
外部決済のAPI連携や独自開発は追加費用が発生 |
| サーバー・インフラ | 共有サーバー 専用サーバー クラウド環境 |
サイト規模に応じて高性能サーバーが必要になり、運用コストが変動 |
| 保守・運用 | 自社運用 外部委託 セキュリティ更新 |
運用を外部委託する場合、月額費用が発生する |
カスタマイズの程度
EC-CUBEは標準機能だけでもECサイトを運営できますが、独自の機能を追加したり、既存の機能を変更することで、より使いやすいサイトを作ることが可能です。しかし、カスタマイズの範囲が広がるほど、開発工数が増え、その分費用も高くなります。
標準機能のまま運用する場合
費用は抑えられるが、他のECサイトと差別化しにくい。
プラグインを活用する場合
比較的低コストで機能を拡張できるが、既存プラグインでは対応できない部分もある。
独自開発する場合
要件に合わせて自由に設計できるが、開発コストが大幅に増加する。
ECサイトの規模
サイトの規模が大きくなると、取り扱う商品数やカテゴリーが増え、それに伴いシステムの負荷が増加し、管理や表示の最適化が難しくなります。その結果、開発や保守にかかる費用も高くなります。
小規模サイト(商品数が少ない)
シンプルな構成で費用も抑えられる。
中規模サイト(商品数が多め)
商品検索機能の強化や、データ管理の仕組みを整える必要がある。
大規模サイト(数千〜数万の商品を扱う)
サーバー負荷対策、在庫管理の最適化、大量アクセスへの対応などが求められ、開発コストが高くなる。
デザイン
デザインの選択肢によっても構築費用は大きく変わります。EC-CUBEでは、既存のテンプレートを利用する方法と、オリジナルデザインを作成する方法があります。
無料テンプレートを使用する場合
初期費用を抑えられるが、独自性に欠ける。
有料テンプレートを使用する場合
比較的安価でデザイン性を向上させることができる。
オリジナルデザインを制作する場合
独自性を持たせられるが、デザイン作成やコーディングの手間がかかり費用が増加する。
ソースコードの公開・利用形態
EC-CUBEはオープンソースであり、無料で利用できますが、利用形態によっては追加費用が発生する場合があります。
EC-CUBEの標準版(無料)を利用する場合
ライセンス費用は不要。
EC-CUBE B2B版やカスタマイズパッケージを利用する場合
企業向けの専用機能が含まれるが、ライセンス費用が発生する。
決済方法の選択
決済手段の種類によっても、開発費用が変わります。EC-CUBEには標準で対応している決済方法がありますが、特定の決済サービスを利用する場合は追加開発が必要になることがあります。
EC-CUBE標準決済を利用
費用を抑えやすい。
外部決済サービス(PayPal、Stripe、Amazon Payなど)を導入
API連携の開発が必要になり、追加費用が発生。
独自の決済システムを開発
高度なカスタマイズが必要となり、開発コストが大幅に増加。
サーバー・インフラ環境
ECサイトを安定運用するためには、サーバーのスペックやインフラ環境の整備が不可欠です。特にアクセス数が多い場合や、セキュリティ強化が必要な場合には、より高性能なサーバーを導入する必要があります。
共有サーバーを利用する場合
コストは安いが、大量アクセス時の負荷に弱い。
専用サーバー・VPSを利用する場合
安定性は向上するが、運用管理の手間が増える。
クラウド環境(AWS、GCPなど)を利用する場合
柔軟なスケールアップが可能だが、運用コストが高くなる。
保守・運用の有無
ECサイトは構築したら終わりではなく、継続的な運用・メンテナンスが必要です。特にEC-CUBEは定期的なバージョンアップが行われるため、それに対応するための費用が発生します。
運用を自社で行う場合
費用は抑えられるが、社内に知識のある人材が必要。
外部の運用代行サービスを利用する場合
月額費用が発生するが、安定した運用が可能。
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