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江戸時代の印刷技術から現代へ(印刷の歴史)

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日本の江戸時代の印刷技術から現代へ

日本では、木版印刷による出版物が江戸時代の文化を支えていたといっても過言ではありません。
実は、江戸幕府が始まる前に、金属活字の技術は日本に入ってきていたのですが、幕府の
キリシタン禁止令により、金属活字は使われなくなってしまいました。
その間は、ずっと木版印刷が主流になっていきます。
再び、金属活字の技術が日本に入ってきたのは、幕末の頃です。
ヨーロッパの金属活字印刷技術が消えてから、実に250年もの年月がたったときのことでした。
それによって、日本の近代印刷技術は発展していき、明治時代の文明開化にも、多大な影響を与えていきます。
ここでは、江戸時代に盛んであった木版印刷の時代から、再度、幕末に金属活字が輸入され、活版印刷が発達した歴史を追ってみます。

江戸時代を支えた木版印刷

西洋の金属活字が聖書や宗教の伝承のために利用されたのと同じように、日本の木版印刷も、仏教と結び付いていました。平安時代後期の仏典の製作に使われて、鎌倉時代、室町時代と栄えていき、江戸時代に入ってからは、多くの版元が誕生しました。仮名草子、浮世草子などは、江戸の町民たちの間で流行していきます。
1000以上にのぼる江戸の寺子屋の影響もあって、読み書きができる人が多く、新聞や教科書、書物が印刷され、印刷技術はどんどん発展していきました。

多色刷りの浮世絵

日本の江戸時代の木版印刷といえば、多色刷りの浮世絵があげられます。浮世絵は最初、墨刷り1色の版画から始まりました。
1760年代に、鈴木春信が木版を使った多色刷り版画を確立したことをきっかけに、どんどんと技術は発達して、高度な錦絵(浮世絵)が出来上がっていきました。色ごとに絵柄の異なった木版を何枚も彫って、重ね刷りする技術により、多くの多色刷りの作品が生み出されました。多色刷り、今でいう、カラー印刷は、この頃からあって、活用されていたのです。
浮世絵の印刷は、絵を描く絵師、版を彫る職人、版に着色をして絵を刷る3人の職人による共同作品です。印刷技術の高さがなければ成立しない芸術である浮世絵は、木版印刷という、非常に古典的な技術であったのにも関わらず、その完成度は非常に高く、現在でも世界的に評価されている歴史ある技術です。
その後も浮世絵は、喜多川歌麿、写楽、葛飾北斎、安藤広重と次々に天才によって傑作が生みだされ、江戸の芸術界は全盛期をむかえます。こうして江戸時代の文化を支え、浮世絵といった芸術を発達させたのは、日本の木版印刷だったのです。

ヨーロッパから金属活字印刷術が入る

幕府のキリシタン禁止令によって、長い間姿を見せなくなった金属活字印刷術ですが、幕末、再び、日本に上陸しました。
オランダから来港した活版印刷技師が、1857年に長崎・出島に印刷所を設置し、持参した印刷用資機材で蘭書を製作します。これに興味をもったのが、オランダ語の通訳の本木昌造でした。何とか日本語の印刷物を作りたいと考えた本木昌造は、研究に研究を重ねて、片仮名邦文の鉛活字をつくりました。実際に、和蘭書や蘭和を印刷し刊行しており、技術は確かなものでした。
本木昌造はさらに活字づくりに没頭して、明朝体の号数活字をつくり成功しました。

翻訳のために活版印刷機が活躍

1855年に設立された洋学所が外国書物の翻訳、教材の出版を行うことになりました。そのため、オランダから贈られた欧文活字と鉄製の活版印刷機を活かすことになります。そこでは人文科学や自然科学など、幅広い分野の教材を広めようと、オランダ語のみならず、英語、フランス語、ドイツ語の翻訳することになり、日本の近代印刷技術がこれによっても発展していくことになりました。
明治時代の初頭から日本に広まっていった活版印刷技術は、その後も新聞、雑誌、書籍などのあらゆる場面において、力を発揮していきます。明治の文明開化の勢いはこの印刷技術によって、ますます促進されていきました。

印刷技術はますます発展していく

日本の印刷は、木版から活版印刷、平面印刷、そして、DTP印刷へと長い歴史の中で変化していきました。
今や印刷できないものはないのではないか?と思われるほど、印刷技術は発達していて、今後も留まることはないようにすら感じます。
特に日本の印刷技術の水準は非常に高く、世界的に見てもトップクラスです。
印刷方法は、今まで紹介しただけでなく、まだまだ存在します。
例えば、フロッキー印刷。ベルベット印刷とも言われるこの印刷は、紙などに糊を印刷し、その部分に毛(バイル)を貼り付けて作ります。ふわふわの毛を貼るユニークな印刷術です。
また、レンチキュラー印刷は、見る角度によって、絵が変化したり、立体的に見えたりする印刷です。2枚の絵を使用し、絵柄のひとつをストライプ状に切り抜いて、そこに、もうひとつの絵柄をやはりストライプ状に貼り付けることで角度によって片方の絵柄だけが見える仕組みになっており、非常に特殊な印刷技術になっています。

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