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中国から朝鮮、日本へ。東アジアの印刷の歴史について(印刷の歴史)

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中国から朝鮮、日本へ。東アジアの印刷の歴史

印刷のはじまりは、ドイツのグーテンベルクを思い浮かべる人もいるでしょう。活版印刷は、西洋から日本に入ってきたと考える人も多いと思いますが、実をいうと、印刷の歴史は中国から始まったとされています。中国で誕生した印刷技術は、朝鮮へ渡り、朝鮮から日本へ伝承されました。
グーテンベルクよりも実に4世紀も早く、木版印刷は中国で誕生しており、朝鮮においては1200年代に金属活字による印刷がされています。グーテンベルクの発明は朝鮮の金属活字より200年も後になり、いかに中国、東アジアでの発明が早かったかがうかがえます。
ここでは、どのように中国、東アジアで印刷が発展していったのか、その歴史を追いかけてみたいと思います。

印刷は中国から始まった

中国の印刷の一番の発祥は、後漢時代の石経と言われています。経典が石に彫られたものを見たことがあるでしょうか。古いお寺などに行くと、見かけることもあるかと思いますが、経典を石に刻み、後世に残し伝えようと建立されたものです。
中国の石経は巨大で、その重要さが伝わってきます。
この石径の文を紙に写した拓本が、製紙技術の発展に伴って、木版印刷の発明に繋がっていったのです。
木版印刷は中国の唐時代に始まり、その後さらに、北宋・南宋時代から明代にピークを迎えました。
中国では、活字はすでに発明されていたものの、紙への印刷がされるのは、もっと後のことになります。というのも、ヨーロッパのアルファベットの数に比べ、漢字は活字量が非常に多く、活字を並べたり、並べ替えたりに膨大な労力と時間がかかるため、製紙技術が整うまで発展を待たなくてはならなかったことがあげられます。

日本、江戸時代の印刷

上記に述べた通り、日本においても、日本語の文字数の多さによって、活字を使うことが困難だったため、活版印刷はなかなか普及しませんでした。

そのため、活版印刷が始まる前の江戸時代は、ほとんどが木版印刷で出版されていました。木版印刷とは、木の板で文字や絵などを掘り出し、インクを載せて紙に写す印刷方法です。

江戸時代は、人々の識字率が非常に高く、人口の8割が読み書きできたと言われています。江戸には多くの寺子屋があり、非常に識字教育は重要視されていました。

浮世草子や浄瑠璃本など、多くの本が売り出され、浮世絵の技術の発達により、多色刷りの本も増えていきました。江戸時代の出版物は、木版印刷でしたが、その技術力は非常に高く世界に通じるものがあったようです。

印刷の発展は仏教に影響される

ヨーロッパの印刷物の発祥が聖書になったのと同じように、中国、東アジアの印刷の発達においても仏教の影響は非常に大きいものです。
石碑の経典を墨で拓本にとったということからも言えるように、仏教の伝承のために、板木に文字や絵を刻んで、印刷する技術が発達していったと言えます。
伝存印刷物の代表は、770年に印刷された日本の百万塔陀羅尼で、現存最古の印刷物と言われています。中国で生まれた印刷技術ではありますが、歴史上最古の印刷物が日本のものだということは、非常に面白いといえるでしょう。

日本での金属活字の発展

日本における金属活字は、1590年に西洋式鉛活字で印刷された「キリシタン版」がはじめとされ、巡察師ヴァリニャーノによって日本に伝わりました。
また、1592年の豊臣秀吉の朝鮮出兵によって持ち込まれた朝鮮銅活字をもとに、徳川家康が日本人によって造られた初の銅活字、駿河版銅活字を完成。『群書治要』を刊行しました。
ちょうどこの時期にヨーロッパからも朝鮮からも、活版印刷術が伝わり、その影響もあって印刷技術が発展していったのです。
その後は木版印刷が主流になったものの、幕末にはヨーロッパから近代活版印刷術が輸入されたことで、再び活版印刷が主流に変化していくことになりました。

日本の印刷技術はますます発展

19世紀になって、日本で活版印刷が普及していくことで、印刷技術は、ますます発展していきます。
今までは文字だけの印刷に留まっていましたが、それだけでなく写真の印刷技術も生まれ、
さらに、黒刷りだけでなく、カラー印刷もできるようになっていきます。

写真植字の時代、出版物はピークになる

20世紀になると、写真植字が生まれます。写植は今では珍しくなりましたが、昔はよく使われた技法でした。文字になる部分だけ光が通るように作った黒いプレートに光を当てることで一文字ずつ撮影。光が通った文字は現像すると、黒く映し出されます。この原理をもとに、写植はできているのです。カメラを利用することで文字を映しだす写植の特徴は、非常に滑らかな印刷になることで、今でもこの写植を愛用している人がいます。
実をいうと、写植技術を実用化したのは日本が最初です。世界で一番早く実用化したことは、驚くべきことでしょう。
この写植の時代に、日本の出版物は最高潮に達しました。

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