新卒を採用する11のメリット
1.企業文化を吸収しやすい
新卒の新入社員はまだ社会経験がほとんどない状態です。逆に言えば何かの色に染まっておらず、固定の観念も持っていません。まっさらなスポンジのような状態なので、教えたことを素直に身につけられるというメリットがあります。
ある程度の社会経験を経て転職してくる中途採用者と比較すると、会社の文化や気風を抵抗なく受け入れやすいと言えます。企業文化の良き担い手として、新卒採用から長く活躍してもらえるという利点があります。
2.将来の幹部候補を育てられる
一つ目のメリットにも関連しますが、新卒採用者は企業文化をより強く吸収しやすいため、将来会社の中核を担う存在へ育成することが比較的容易になります。
どの会社であれ、幹部候補の育成は重要な課題です。即戦力として中途採用者を迎える方法もあるものの、実際に組織内でどれだけ機能するかは未知数です。それより自社の文化を熟知した新卒採用者であれば、組織内の細かな内情にも通じているため、より緻密な働きが可能になります。
ゆくゆくは会社の中核を担う人材という面からも、新卒採用は利点が多いと言えます。
3.社内に緊張感が生まれる
新卒を採用するメリットとして、普段の社内にはない新鮮な空気を取り入れられるということがあります。
新卒採用者は、当然最初は仕事ができません。ですから先輩社員が指導役としていろいろ教える必要がありますが、新入社員の目を意識することで教える側の背筋も自然に伸び、また彼らからの質問によっても、今まで気付かなかった新しい視点を得ることができます。
教える側と教えられる側、双方にとってメリットがあり、社内にもよい意味での緊張感が生まれるはずです。
4.将来の採用につながる
少子化が進む現在の日本で、将来の新入社員を確保することは重要な課題です。そんな中で新卒採用者を取ることは、次年度からの採用につながる実績づくりとなります。
学生の就職活動においては、OBの存在が重要になります。同じ大学の先輩が所属している会社は、新卒者にとってかなり大きく意識されるはずです。OB訪問などで新卒者にアピールすることで、有望な新卒者を確保することが比較的容易に行えます。
5.教える側も成長する
3つ目のメリットでも少し触れましたが、新卒採用の社員を教育することは、彼らのためになるだけではありません。教える側の社員にも大きなメリットがあります。
人に何かを教えるとき、そのことについてまず深く考える必要が生まれます。それにより、いつもなんとなくこなしていた仕事の意味や必要性、効率的なやり方を問い直すきっかけになるはずです。「教える」ことは、教師側にもその内容について新しい視点をもたらしてくれます。
また教えられる側から予想していなかった質問を受けることで、既存の発想を問い直す良い機会にもなります。このように新卒採用者の教育は、社員側の成長という意味でもメリットがあります。
6.組織が活性化される
同じ顔触れや体制が長く続くと、どうしても組織にはマンネリ感や疲弊感が漂い出します。仕事もルーティーンとしてこなすだけになり、新鮮な発想も生まれにくくなります。そこで新卒の社員を採用することにより、組織内に新しい風を入れて活性化することが可能になります。
若い新入社員はまだ未熟ですが、熱意や一生懸命さというセールスポイントがあります。それによって、周囲にも自然に活気が生まれやすくなります。
このように新卒社員を定期的に採用することは、会社に若い人材を新たに取り入れ、組織の活性化を図ることができるといったメリットがあります。
7.社内の年齢バランスを保つ
組織も人間の体と同様に、定期的に新しい細胞と古い細胞を入れ替える「新陳代謝」がうまく働かないと、やがてどんどん衰えていくことになります。そのためには若い新卒社員を積極的に採用し、社内の年齢構成のバランスを取ることが大切になります。
新卒採用を控えたり、中途採用だけを増やしたりすることは、新陳代謝を阻害し、組織の衰退化を招きかねません。社内の年齢層のバランスが取れていれば世代の入れ替わりもスムーズになり、会社も成長することができます。
8.優秀な資質を持った人材を確保できる
新卒を採用するメリットの一つとして、将来会社の中核を担うような優秀な人材を獲得しやすいという点があります。優秀な人材は中途採用で取ることも可能ですが、特に中小企業では採用の可能性からもコスト面からも決して容易なことではありません。
一方新卒採用であれば、高い能力と資質のある学生を、中小企業でも比較的容易に採用することが可能です。
9.採用のコストダウンが図れる
一年中就職活動が行われるアメリカなどと違い、日本の新卒者の就職はほぼ同じ時期に行われます。これによって各種受け入れ手続きや新人研修も同時期に行うことができ、採用に関するコストを比較的安く抑えることが可能です。
一方中途採用の場合はコストも割高になりがちなので、その点でも新卒採用はメリットがあると言えます。
10.会社のPRになる
会社説明会は、新卒者が就職活動をスタートさせるうえで入り口になるものです。この説明会によって、企業は自社の理念や事業内容を学生側に伝え、興味を持ってもらえるよう働きかけます。しかしこうした活動は、単に新入社員の採用といった部分にとどまらず、企業広報としての側面も持っています。
もちろん説明会に集まった学生のすべてが本選考に進むわけではありません。しかし多数の人間に向けて自社の理念や活動を説明することで、結果として会社のPR活動としても機能することになります。つまり新卒採用の活動は、自社をPRできるというメリットも持っているわけです。
11.条件の同じ人材を一括して採用できる
新卒を採用するメリットとして、同質の条件を持った人材を、一括して取れるという点があります。前述のように、日本の就職はほぼ同じ時期に行われます。3月に卒業して4月から働き始めるという流れで、大勢の新入社員が同時期に入社してきます。
こうしたシステムは、社会経験や学歴、年齢といった条件が比較的似通った人材を、一度に確保できるという利点があります。これにより新人研修なども行いやすくなりますし、社員のレベルも一定に保つことが可能になります。
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