チラシ制作会社を選ぶ11のポイント

チラシ制作会社を選ぶ際の11のポイント

新装開店やスーパーの特売、不動産情報に宅配ピザ、新車のセールス……皆さんの家のポストや新聞折り込みには、さまざまなチラシが飛び込んでくるでしょう。そしてチラシの内容を比較しては、買いたい物や利用したいサービスを下調べします。
良いチラシを作って戦略的に配布すれば、その効果はネット広告と比較しても決してひけをとりません。
良いチラシを作るには、良いチラシ制作会社を選ぶことに尽きます。ここでは、数あるチラシ制作会社を比較検討する時に、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介します。

所在エリア

チラシ制作にあたり、決めねばならないことはたくさんあります。チラシの内容やデザインはもちろん、紙の種類や厚さ、印刷枚数、納期や納品先など。どの項目も非常に大切になりますので、チラシ制作会社は、直接打ち合わせできる会社、言い換えれば、打ち合わせできるエリア内にある会社で比較検討するのがポイントです。いくら他の条件が良くても、電話やメールでのやり取りしかできない会社は、比較的トラブルが起きやすいのです。

デザイン案の提案数

チラシ制作会社にデザイン提案してもらう場合は、そのデザイン案をいくつまで出してもらえるかを確認しておきましょう。当然、より多く出してくれるほうが比較検討しやすく、より発注者の思いにかなったチラシが作れるでしょう。中には「デザイン提案は1案のみ、不満があれば別案は追加料金」というチラシ制作会社もありますので注意してください。

スピード

チラシ制作のスピードも重要なポイントです。急なデザイン変更などの事態に対応できるためにも、スケジュールにある程度余裕を見込める、少しでも早く納品できる会社を選ぶのが良いでしょう。
特に、新聞の折込チラシを作る場合は、「折込日」までに必ず折込会社へチラシを持ち込まねばならず、それは多くの場合、比較的タイトなスケジュールになります。実績のある会社は、チラシ制作や印刷のスピード、工程や納期管理のノウハウが社内で確立しているので安心して依頼できますが、そうでない場合だと、結果的に発注者も制作会社もぎりぎりまで苦労することになってしまう可能性があります。

制作実績

チラシ制作会社を比較するのに最も分かりやすいのが、過去の制作実績です。そのチラシ制作会社の持つスキルやノウハウを顕著に表すものですから必ず確認しましょう。発注者が制作したいチラシと同様の系列・内容の実績であればなお良いです。また、制作実績の内容はもとより件数も大切です。制作した数が多いということは、それだけ多くのクライアントから信用され、仕事を任されているということ。これも会社の比較検討に大切な数字です。

その会社のサイトや会社案内

比較検討しているチラシ制作会社が、ウェブサイトや会社案内など、自社をPRする媒体を作っているのであれば、必ずその内容をチェックしてください。そして同業他社のものと比較して魅力的か、訴求力の高いものであるかをユーザー目線で見てください。
最もよく知っているはずの、そして最も強くPRしたいはずの「自分」を、上手にアピールできていない会社だと、効果の高いチラシ制作を依頼するには少々不安です。

得意分野

同じチラシ制作会社といっても、個々の会社には、比較的得意なジャンルもあれば、そうでないジャンルもあります。例えば、不動産関連のチラシ制作が得意な会社は、建物や土地の写真、間取り図などをどう配置して見せるのが効果的かというポイントを、経験的に把握しているものです。より高い効果をチラシに求めるのであれば、そうしたチラシ制作会社に依頼できればベストです。

コミュニケーション力

チラシを作る目的は、チラシを見る人に何かを「伝える」ことにあります。そして、その伝えたい「何か」を制作者が正確に理解していなければ、良いチラシは絶対に作れません。
発注者の商品・サービスに対する思いを、チラシ制作会社の担当者がどれだけくみ取れるか。またそれを、エンドユーザーに分かりやすく表現できるか。これらはひとえに、担当者のコミュニケーション力によります。これは、他社との比較検討がなかなか難しい要素ですが、非常に大切なところでもありますので、担当者とのやりとりの中で十分に意識しておきましょう。

制作費用

印刷物の価格は、チラシの内容や紙の大きさ、厚さ、印刷枚数、色の数など実に多くの要素が関わりあって決まります。あまり印刷知識のない方には、三者見積もりを取ったとしても、その価格をどう比較すれば良いのか、分からないかもしれません。
チラシ制作の制作費用が安いに越したことはありませんが、より大事なのは、その費用見積もりの根拠をきちんと説明してくれる会社か、ということです。

デザインデータの譲渡可否

チラシの納品後、制作に用いられたai、psdなどのデザインデータは発注者に譲渡してもらえるのか（制作代金に含まれるのか）も押さえておきたいポイントです。元データは譲渡してもらえないケースが比較的多いですが、もし譲渡してもらえるなら、他媒体への展開などに便利です。
あわせて、後々のトラブルを避けるためにも、そのデザインの著作権も発注者に帰属するのか、制作者に帰属するのかも確認しておきましょう。

ウェブサイトへの横展開

昨今のマーケティングは、業種や商品、サービスにもよりますが、基本的にはインターネットの活用というものが不可欠になっています。
チラシ制作だけに終わらず、インターネットでのPRもお考えであれば、ウェブサイト制作・運営の実績や費用面も確認しておきましょう。最近はサイト制作も行う印刷会社が多いので、比較検討の参考になります。基本的にはワンストップ対応してもらうほうが何かとスムーズです。

レスポンスの良さ

これはチラシ制作に限ったことではありませんが、こちらの疑問や相談へのレスポンスが迅速かつ的確な会社ほど、良い仕事ができます。チラシ制作という業務は、発注から完成、配布までいろいろなことを考えねばなりませんので、制作会社とのやりとりをどれだけストレスなく行えるかも比較的重要な要素です。特に、業務の進捗状況をこまめに連絡してくれるチラシ制作会社は安心できます。

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