脱!価格競争!ECサイトのオウンメディア化
どの業界もECサイトが乱立し、すでに日本国内のECサイトの市場規模は10兆円を超え2020年にはその市場規模は20兆円を超えるとも予想されています。
競合が増えると必ず起きる価格競争もECサイト全体で厳しさが増しています。
利用者にとっては低価格で商品を購入できることは喜ばしいことですが、ECサイト運営者側にとってはECサイトの存続にかかわる重要な問題です。
このまま価格競争が進めば、大量に商品を仕入れることで低価格を実現できる大手ECサイトであれば生き残っていけますが、中小のECサイトは淘汰されてしまいます。
ここでは価格競争から外れ、ECサイトのオウンメディア化で成功する方法について事例と共にご説明していきます。
オウンメディアとは
そもそもオウンメディアとは何なのでしょうか?
オウンメディアとは企業がユーザーに対して価値のある情報を発信し、ユーザーと強いつながりを持つ媒体のことです。よってメールマガジンやビジネスブログ、ニュースサイトなどもオウンメディアと言うことになります。
ただしここでのECサイトのオウンメディア化とは、商品の価格や写真、説明だけを掲載した従来のECサイトとは違い、商品に関連した有益な情報と共に商品を販売するECサイトのことです。
購入者が「商品を購入するためにECサイトを利用する」のではなく「興味のあることを探しているうちに商品を購入する」と言うのがECサイトをオウンメディア化することの目的です。言い方を変えれば「受けECサイト」から「攻めのECサイト」になることがECサイトのオウンメディア化と言うことになります。
美容・健康商品を販売するECサイトを例にすると「美白には保湿が必要」「基礎代謝アップにはLカルニチン、アミノ酸、酵素などが必要」など取り扱っている商品に関連した記事を掲載し、ユーザーにその必要性を感じさせ、その記事の中に関連する商品を販売することで、商品にも興味を持ってもらい購入してもらうことができます。
成功事例:「北欧、暮らしの道具店」と「石鹸百科」
2007年にOPENし、北欧の雑貨や食器を中心に様々な国の商品を取り扱っているECサイトです。
株式会社生活と科学社が運営する石鹸百科。「石鹸の正しい使い方」や「石鹸に含まれる成分」など石鹸に関する様々な情報を公開。
「北欧、暮らしの道具店」も「石鹸百科」もオウンメディア化に成功しているECサイトです。どちらも単に商品を紹介し購入してもらうことを目的としているわけではなく、ユーザーにとってタメになる情報を公開し、ユーザーにファンになってもらえるような仕組みが構築されています。
ECサイトオウンメディア化のメリット
SEO対策になる
ECサイトのオウンメディア化することでECサイト全体の文字量が増えると共に、有益なコンテンツを提供することでブログなどからのリンクが集まりやすくなりSEO対策の効果があります。
価格競争からの脱却
良質な情報を提供し続けることでECサイトのファンを獲得することができる。そのため単純な価格競争から外れることができます。
リピート客が増える
ファンを獲得することは価格競争から抜け出せるだけではなりません。リピート客を増やすことにもつながります。
ユーザーは常に貴社のECサイトを訪れるため、新しい商品やおすすめ商品などを告知しやすくなり新たに商品を買ってもらえる可能性が増えます。
FacebookやTwitterなどのSNSで広まりやすい
有益な情報はFacebookやTwitterなどのSNSで広まりやすいため新たなファンを獲得しやすいのもECサイトをオウンメディア化するメリットの1つです。
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