興信所の行方調査のやり方

興信所の行方調査のやり方

興信所の行方調査の方法

あなたの大切な人が急にいなくなる・・・

決して、あり得ないことではありません。
現代はご近所同士のお付き合いも薄くなり、深夜に人が出歩くことも当たり前。
何かの事情があって追いつめられた人や認知症の高齢者など、フッといなくなってしまえる環境です。
長距離移動手段も電車、タクシー、バスなど様々。
遠くへいなくなってしまうことも簡単です。

そんな時、頼りになるのが興信所の行方調査。
もちろん警察に行方不明者の届けを出すことも必要ですが、警察は事件性がないと動きません。
また、ここだけの話ですが警察と比較しても、依頼料をちゃんと受け取って、最新の機器や手段で行方不明者を探す興信所の探偵に依頼する方が発見率は高いと言えます。

では、興信所はどのように行方不明者を探すのでしょうか?
興信所や探偵によりやり方は様々ですが、代表的な例を紹介して行きます。

まずは依頼者から話をよく聞く

まずは、依頼者から行方調査の対象者の話をよく聞き出すこと。
これが一番重要です。

氏名や性別、年齢、身長は当然のことですが、交友関係、趣味や特技、インターネット上のハンドルネームなども、探偵が実際にどこを探せばいいかの手がかりになります。
人は追いつめられると、自分が一番行きたいところに行こうとするものです。
自然が好きであれば、山、海、にぎやかなところが好きであれば繁華街や大きな駅等にふらふらと足が向くのです。
逆に、対象者が行きそうにない場所を特定することができれば、探偵の調査範囲を狭めることにもなり、より捜索が行いやすくなります。

また、いなくなった理由も考える必要があります。
金銭関係、男女関係、就職や進学・進路・・・行方不明になった理由が分かれば、その後の行動パターンを推測することもできます。
依頼者が同居していたのであれば、行方調査の対象者の手帳や日記、メモ、写真、部屋のごみ箱などにも何か情報が残されているかもしれません。
少しの情報でも、いくつもあれば有力な手がかりになり得ます。

依頼者が興信所を信頼して情報を提供し、探偵の捜索の取っ掛かりを築くことが最初のステップです。

動かないで集められる情報を集める

依頼者から情報を聞き出したら、動かないで集められる情報を集めます。
むやみに探偵が出動しても、どこへ向かえばいいか分からないのでは仕方がありません。

依頼者から聞き出した情報を分析し、近くにいるのか、遠くまで行ったのかを検討します。
また、失踪者にとって思い出深い場所があったり、失踪理由に関係していそうな場所があれば調査対象になりますし、よく行っていたお店やスポットなどもリストアップして、実際に聞き込みや張り込みを行う場所を絞っていきます。

幸い、今はインターネットやSNSが発達しており、これらを活用して居場所を特定できることもあります。
例えば行方調査の対象者の本名やインターネット上のハンドルネーム等をキーワードに検索サイトで検索するだけで比較的手がかりになりそうな情報を得られる場合もあります。

また、興信所・探偵の主な業務は人に関する調査ですので、調査に関する独自のネットワークも持っています。
例えば異なる興信所でも所属している探偵同士のつながりがあったり情報を共有し合ったりする場合もあります。
表立って協力体制を取ることはありませんが、興信所同士は決してライバル同士ではないのです。

張り込み・聞き込み・尾行

十分な情報が揃い、居場所が特定できたら動き始めます。

いよいよ、探偵の本領発揮、行方調査の本番です。
興信所のバックサポートを受けながら友人や趣味などで関係がある人に連絡を取ったり、前の勤務先が分かれば現地に直接行って聞き込んだりします。
よく行っていた店舗に聞き込みをする時は、依頼者から捜索の委任状があれば比較的情報が得やすくなります。
失踪者が車で移動した可能性があれば、レンタカー会社での聞き込みなども行います。

居場所が特定できたら、個人宅であれば電気メーターの回る早さ、窓からの様子などで、失踪者やかくまっている協力者がいるかどうかを伺います。
車で張り込む場合は近所の住民に怪しまれないように色や車種を変えて、気にする住民がいればそこから見えにくい場所で調査します。

行方調査の対象者を発見したら、相手に気付かれないように尾行を行います。
尾行にはポイントがあります。

自分が相手を捜していることを悟られないこと。
そのために、「近づきすぎない」「相手の視界に入らない」「周囲の環境になじんで溶け込む」ということが大切です。
ですが一方、悟られないことばかり気を付けて対象を見失わなってしまってはいけません。
「離れすぎない」「相手から目を離さない」「人ごみや乗り物の乗降、曲がり角に注意」ことにも注意が必要です。
近づきすぎず、離れすぎず。相手に見られず、相手からは目を離さない。
一見、相反するルールを守って尾行しなければならず、プロの探偵ならではの技術と精神力が必要とされます。

そして、正確な状況を把握し、すぐには本人に接触せず逃げられないようにすること。
逃げられても対処が可能な状況になって、やっと接触できるのです。

行方調査の後が重要

行方調査は行方不明者を探すのが任務です。
見つけたらそこで解決、ではあるのですが、興信所によってはその後のケアまで行ってくれる場合もあります。

一度行方不明になった人は、同じ環境に戻っても悩みを解決できないままであれば再び行方不明になってしまう可能性が比較的高いと言えます。
身を隠した事情を本人や依頼者から聞いたり、一緒に解決策を考える。
それができて初めて本当の任務完了と言えるかもしれません。

興信所、探偵は行方調査のプロ、というだけではありません。
人と人をつなぐコミュニケーションのプロでもあることが求められるのです。

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