PR会社と広告代理店の違い

ここだけは押さえたい！PR会社と広告代理店の違い

自分の企業の活動を知ってもらうためには、世間に向けた宣伝は欠かせません。
TVコマーシャルや紙面に広告を打ち出したり、SNSなどの情報ツールを利用したり、または販促のためのキャンペーンやイベントを開催したりなど、手法は様々です。
これらをすべて社内で企画してまかなうこともあれば、社外のPR会社や広告代理店と連携して進めることもあります。

このPR会社や広告代理店、似ているけれどどう違うのか、具体的にどんなことをしてくれるのか、と疑問に思ったことはありませんか？

それでは、PR会社と広告代理店のそれぞれの特徴、役割の違いについて見ていきましょう。

PR会社の役割

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PRとは、英語の「public relations：パブリックリレーションズ」を省略したものです。
和訳すると、「広報」といったような意味になりますね。

この広報の活動とは、自社を発信源として、情報発信を行うことです。
いわゆるメディアに向けたプレスリリースに加えて、最近ではTwitterやFacebookなどのSNSを利用した情報の公開も活発になってきています。

プレスリリースなどの広報では、「こういうものがありますよ」と外部に紹介して、これを各種メディアに取り上げてもらうことが狙いとなります。
ただし広告のようにお金を出して依頼をするのとは異なり、情報の取り上げ方はそれぞれのメディアに依存します。
こちら側から細かく指定できるわけではありませんので、情報の取り扱いには注意が必要です。

こうした広報活動をサポートしてくれるのが、PR会社の役割になります。
自社では広報まで手が回らない中小企業や、社内にも広報部を設置しているけれどPR会社のノウハウを利用して効果的に宣伝をしたい企業などが、PR会社と連携して宣伝活動を行っていくのが一般的です。

PR会社が企業に対して広報の手法の提案をしたり、メディアとのパイプが強いところはこれを活用した情報発信に繋げていきます。

現在では広報のターゲットとなる場も、テレビや紙面のみならず、インターネット上のあらゆる場所まで多岐に渡りますよね。
PR会社は、情報発信したい企業の商品やサービス、それからこれらの購買層を想定した上で、的確に情報を打ち出していくことを目指します。

広告代理店の役割

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「広告」と一口に言ってみても、前述した「広報」とは言葉も似ていますし、混同されやすいですがまったくの別物です。

広告を利用した宣伝活動は、新聞などの紙面やテレビコマーシャル、インターネット上に溢れる広告バナーなどのような広告枠を、資金を広告枠を購入することから始まります。
電車の中吊りや駅内のポスターなんていうのも、非常にアピール力の強い広告スペースになっています。
私たちが普段から日常的に目にすることができるこうした場所に広告を設置することで、その企業のイメージを印象付けることができます。

この仲介をしてくれるのが、広告代理店の大きな役割になります。

宣伝したい商材に対して、効果的な広告の手法やそれを公開する媒体を提案してくれ、実際に広告が掲載されるまでの手続きなどを代行してくれます。
依頼する広告の内容自体も、広告代理店の中に制作部門があったり、制作会社と提携していたりと、広告に係わるスペースとコンテンツを一括で発注することが可能である場合がほとんどです。

メジャーな場所での広告は消費者の立場から見ると、直接の集客以外にも公共性・安心感を与えることができます。
企業の宣伝活動をしていく中では、広告代理店との付き合い方も検討していきたいテーマです。